国際霊柩送還士の活躍を描く一話完結型のAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』に出演する米倉涼子、松本穂香、脚本家の古沢良太が本作の魅力を解説する特別映像が解禁された。

本作は、佐々涼子が第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」を原作とした感動のヒューマンドラマ。主人公で国際霊柩送還士の伊沢那美を演じるのは米倉涼子。国際霊柩送還士とは、海外で亡くなった人の遺体を国境を越えて遺族に送り届けるスペシャリスト。彼らは、突然大切な人を失った遺族の気持ちに寄り添い、最期の対面を実現させることで、遺族が前向きな人生を歩めるように手助けする。そんな国際霊柩送還士の活躍を、日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞者で、『コンフィデンスマンJP』シリーズや、大河ドラマ『どうする家康』の脚本でも注目されている古沢良太と、『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズや『緊急取調室』シリーズなどヒットドラマを手掛ける香坂隆史が涙と笑いと感動に満ちたドラマを描く。

世界中で誰もが面する“生と死”をテーマに紡がれた本作は、羽田空港にあるエンジェルハースという会社が舞台。主人公・伊沢那美率いるエンジェルハースの個性豊かな国際霊柩送還士たちは、大切な人を失った遺族に最期のお別れをする機会を設けて、前を向いて今後の人生を歩んでもらえるよう、様々な問題へ立ち向かっていく。

今回解禁された特別映像では、国際霊柩送還士の仕事と本作の魅力が5分で分かるように解説される。パワフルで口が悪い反面、情に厚い女社長の伊沢那美を演じる米倉は、知られざる国際霊柩送還という実在するスペシャリストの仕事について「不慮の事故や災難、病気も含め海外で亡くなられた方のご遺体を運ぶ手続きを領事館や大使館を通して行います。ご遺体が傷ついていたら綺麗にして、ご遺族の元に送り届けるまでが仕事です」と説明。一方、会社に入ったばかりでまだ右も左も分からない新入社員の高木凛子を演じる松本は、「最後のお別れをきちんとするためにも生前に近い状態にしてご遺族の元に送り届けるという作業はとても大切なことだと、私もお芝居をして思いました」と、国際霊柩送還士という仕事について、身をもって感じたことを明かした。

日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞者で、『コンフィデンスマン JP』シリーズや、大河ドラマ『どうする家康』の脚本でも注目されている古沢良太は、本作の脚本を手掛ける上で“ユーモア”を入れることが重要だったと話す。古沢は「死を扱うドラマではありますが、あまり暗くなりすぎず、楽しくエンターテインメントとして観てもらいたい」と語るように、ユーモアのバランスを意識して物語を作っていったことを明かしている。さらに古沢は「原作がノンフィクションとしてありますので、バランスを取りながらですが、なるべくユーモラスなやり取りを入れて楽しく観られるようにしようと。ただ、『死』というものがテーマなのでそこはちゃんと誠実に描きたく、その2点のバランスが大事だろうなと思いました」と語った。

国際霊柩送還士が働くエンジェルハースでは伊沢那美を筆頭に、新入社員の高木凛子、マニアックな遺体処置のスペシャリスト・柊秀介(城田優)、元ヤンの若手社員・矢野雄也(矢本悠馬)、噂好きな手続担当・松山みのり(野呂佳代)、温厚だが得体のしれない運転手・田ノ下貢(徳井優)、金勘定にうるさい強面の会長・柏木史郎(遠藤憲一)らクセの強い社員たちが登場。その中でも物語の中心人物となるのが、伊沢那美と高木凛子。仕事への想いが強いが故に、新入社員の凛子にも真正面からぶつかっていく那美と、そんな那美に戸惑いを覚えながらも必死に食らいついていく凛子の凸凹コンビぶりには注目だ。

最後にドラマを楽しみにしている方に向けて、那美役の米倉は「『死』の悲しみを描くのではなく、『生きる』ことの素晴らしさやかけがえのなさを描いているドラマになっています。生きている今の時間をいかに大事に使っていかなければいけないかっていうのが感じられた数ヶ月でした」、凛子役の松本は「このドラマでは、親子や恋人など色んな方たちのお別れが描かれているのですが、観てくださった方の一人一人が感じることはそれぞれ違うと思うんですよね。(色んな風に)共感できる部分が詰まったドラマなので楽しんで観てもらえたら嬉しいなと思います」と、それぞれが作品に対する想いを語った。

魅力が5分で分かる特別映像

『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』はPrime Videoにて2023年3月17日(金)より独占配信
出演:米倉涼子、松本穂香
城田優、矢本悠馬、野呂佳代、織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)、鎌田英怜奈
徳井優、草刈民代、向井理、遠藤憲一