『往生際の意味を知れ!』の完成披露トークイベントが3月2日(木)に都内で行われ、見上愛、青木柚、樋口日奈、三山凌輝(BE:FIRST)が登壇した。

2020年2月から「週刊ビックコミックスピリッツ」で連載をスタートし、「次にくるマンガ大賞2021」ノミネートや、「アメトーーク!」マンガ大好き芸人での紹介が話題を呼び、緊急重版が相次ぐなど話題の漫画「往生際の意味を知れ!」を実写ドラマ化した本作。主人公は、国民的エッセイ「星の三姉妹」の著者・日下部由紀(山本未來)を母に持つ、謎多き美女・日下部日和(見上愛)と、7年前に別れた元カノ・日和のことが忘れられず、元カノ教の敬虔な信徒と化していた、サラリーマン・市松海路(青木柚)。“元カノと結婚したい”と公言し、7年経った今でも日和との写真や映像を視聴することで自我を保っていた海路だったが、ある日落雷により自宅が全焼。思い出は灰となり、すべてを失った海路は自殺を試みるが…まさにそのとき日和から電話が来ることで、人生が大きく変わり!?

自身の役どころについて「(原作に)ビジュアルを寄せていただいて」と話す見上に「そっくり」と共感している青木。「口だけ笑っている顔とか、企んだ顔をするんですけど、それを見てテンション上がるようになっちゃって」と振り返る青木は「(自身が演じた)市松(という役柄)によってそうなっていたのか、もともと自分にそういう素質があるのか分からないけど(笑)自分の本質と向き合った1か月でした」と明かすと、登壇者からは笑いが起きた。

タイトルにちなんで“共演者の○○を知れ!”という質問に、「青木柚さんの寒さを知れ!」と書いた三上は「クールに見えるんですけどオヤジギャグを言ったり。こっちが反応するまで言って一人で笑ったりして、それが結構寒い(笑)」と明かすと、青木は「途中くらいから無視され始めたけどめげずに言ってないスタッフさんに言って。僕的には最後までウケた」と振り返り、笑いを誘った。一方で「見上愛さんの律義さを知れ!」と書いた青木は「3回目の共演なんですけど、誕生日プレゼントとか、バレンタインの前にチョコを持ってきてくれたり、ちゃんとやるのがずるい」と答えると、見上は「迷惑をかけまくってるから律義にできるポイントは」と照れ笑いを浮かべていた。

「三山凌輝くんの空き時間を知れ!」と書いた樋口は「怖い話のストックがたくさんある。話すのも上手だし、私も怖い話大好きなので」と答えると、「実体験が多いんです」という三山は「二十歳超えるくらいから霊感が強くなって。実体験しか言ってない」と明かした。「樋口日奈さんの度胸を知れ!」と書いた三山は、樋口に休みの日に何をしているかを聞いたところ「一人で山登りに行きましたみたいな。意外と一人で、ギャップがあって」と驚いている様子だった。

また、本作について青木は「毎話毎話で展開がいろいろあってスリリングなドラマです。登場人物それぞれの愛情のベクトルが三者三葉で。歪んで見えたり、正しくないように見えるのがあると思うんですけど、角度を変えたり、見ているうちに意外とまっすぐな愛なんじゃないかと価値観が揺らいでいくドラマです。誰に共感するのか、誰のことも分からないみたいな人の価値観によって見方が変わるドラマ」とアピールした。

続けて、見上は「モラルに反した人間しか出てこなくて、共感できないかもしれないんですけど、話が進むごとにそれぞれが大事にしているものや大事にしている人が見えてきて、それを守るためにアンモラルな手段を取っている人たちの物語なので、それぞれの目的に注目してもらえたら楽しめると思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

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ドラマイズム『往生際の意味を知れ!』は2023年3月7日(火)よりMBSにて25:04~/TBSにて25:33~第1話放送
※TBS放送後にはTVerなどで無料見逃し配信、Huluで見放題独占配信
出演:見上愛、青木柚、樋口日奈/三山凌輝/安斉星来、宮﨑優、遊井亮子、山本未來
©「往生際の意味を知れ!」製作委員会・MBS ©米代恭/小学館