好きな人とただ、分かりあいたいだけ―『はざまに生きる、春』の本編映像が解禁された。

本作は現在出版社で漫画編集者として働く葛里華監督による初のオリジナル長編作品。発達障害の特性を持つ画家・屋内と、出版社に勤務する編集者・春の恋模様を描く。主人公・屋内透を演じたのは第12回TAMA映画賞最優秀新進男優賞や第45回報知映画賞新人賞など数々の映画祭でその実力を認められ、『レジェンド&バタフライ』、『エゴイスト』など出演作品が続く俳優・宮沢氷魚。屋内に恋する小向春を演じたのは、カンヌ映画祭に選出された映画『初恋』でオーディションの末、ヒロイン役を射止め数々のドラマ・映画で活躍する小西桜子。葛監督はこれまでに自主映画を制作し2016年に公開された短編映画『テラリウムロッカー』(脚本・監督・編集)では「カナザワ映画祭2019」にて新人監督部門に入選したほか、「TAMA NEW WAVE ある視点」、「知多半島映画祭」に入選されるなど、その才能に注目が集まっている若手監督。

今回解禁された本編映像は、まだ出会って間もない屋内と春が、一緒に月を見ながら夜ご飯の“ラピュタパン”を食べるという可愛らしくロマンチックなシーン。遅くまで会社で残業をしていた春だったが、急に屋内に誘われ、屋内の自宅で月を見ることに。突拍子もない誘いに戸惑いながらも心が動く春。2人は縁側で横並びになり月を見ていたが、夜ご飯を食べていないという春に「確認です。ジブリは好きですか?」と通称”ラピュタパン”と呼ばれる目玉焼きトーストを振る舞う屋内。子どものように夢中でパンに齧り付く可愛らしい屋内に、春の気持ちがどんどん揺れ動くのが表情から確認できる。

春が「どうして急に連絡くれたんですか?」と聞くと「月が欠けていたので、春さんに伝えたいなと思ったんです」と答える屋内。話しながら見つめ合う2人の空気感は、まるで恋が始まるような瞬間を切り取ったような甘く瑞々しいシーンとなっている。雑誌編集者と取材を受ける画家としての2人の関係が、どんな時間を共有し、どう分かり合っていくのか。恋のすれ違いの切なさ・もどかしさ、好きな人と分かり合いたいとただ願う気持ち―。誰もが経験する普遍的な感情に心が動き、“人を好きになる”ことへの希望が溢れる新しい恋愛映画に期待が高まる。

本編映像

『はざまに生きる、春』は2023年5月26日(金)より公開
監督・脚本:葛里華
出演:宮沢氷魚、小西桜子
細田善彦、平井亜門、葉丸あすか、芦那すみれ
田中穂先、鈴木浩文、タカハシシンノスケ、椎名香織、黒川大聖、斉藤千穂、小倉百代、渡辺潤、ボブ鈴木/戸田昌宏
配給:ラビットハウス
©2022「はざまに生きる、春」製作委員会