森七菜×奥平大兼W主演『君は放課後インソムニア』が、7月20日[現地時間]からカナダ・モントリオールで開催されるファンタジア国際映画祭に出品されることが決定した。

「富士山さんは思春期」、「猫のお寺の知恩さん」で一瞬のきらめきのような思春期を描いた青春漫画の旗手・オジロマコトが手掛け、2019年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載中の「君は放課後インソムニア」。幅広い世代から高い支持を得、現在、コミックスは第11集まで刊行されている大ヒット漫画を映画『東南角部屋二階の女』で長編映画の監督としてデビューし、テレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」や「祈りのカルテ」でも演出を務める池田千尋監督が実写映画化。若手実力俳優の森七菜、奥平大兼がW主演を務める。

今回、本作『君は放課後インソムニア』が、7月20日[現地時間]からカナダ・モントリオールで開催されるファンタジア国際映画祭のオフィシャルセレクション(Official Selection 2023)とコンペティション(Cheval Noir Competition)の2部門に出品されることが決定した。本作の上映日は未定。

ファンタジア国際映画祭は、カナダ・モントリオールで1996年から開催されている映画祭で、北米やヨーロッパ、アジアの作品を中心に約400作品が上映され、会期中の来場者は10万人にもなる北米最大のジャンル映画祭。第26回となる今年は7月20日[現地時間]から8月9日[現地時間]まで開催される。

ファンタジア国際映画祭では、過去に湯浅政明監督『マインド・ゲーム』(2004)や、中島哲也監督『嫌われ松子の一生』(2006)などが作品賞を、タナダユキ監督『マイ・ブロークン・マリコ』(2022)が脚本賞を受賞するなど日本映画にとても所縁の深い映画祭で、『君は放課後インソムニア』でも受賞が大いに期待される。

池田千尋(監督)コメント

ファンタジア映画祭という場所で『君は放課後インソムニア』を上映していただき、世界へと広がる一歩を踏ませていただくことに心より感謝します。今作では、“自分”という小さな世界に生きていた高校生たちが、“世界”という現実と向き合いながら、“窓”を開いていく姿を描きました。
窓を開いた先で、人は初めて自分を知り、生を肯定することの必要性に気づく。それはとても難しいことだけれど、生を肯定することは死を肯定することでもあるのではないか、人が生きる時間の尊さを知ることではないか、その先で初めて人は人にちゃんと好きだと言えるのかもしれない。そんなことを信じながら作り続けた作品です。
その存在により、生きることそのものの息遣いを作品に芽吹かせてくれたキャストのみなさまに、豊かさを手に作品に真摯に向き合ってくれたスタッフたちに、改めて感謝します。
『君は放課後インソムニア』が、窓を通じてより広い世界へと繋がっていくことを願って。

『君は放課後インソムニア』は2023年6月23日(金)より全国で公開
監督:池田千尋
出演:森七菜、奥平大兼、桜井ユキ、萩原みのり、上村海成、安斉星来、永瀬莉子、川﨑帆々花
配給:ポニーキャニオン
©オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会