岡田将生&清原果耶W主演『1秒先の彼』の本編映像が解禁され、併せてグッズの発売が決定した。

台湾アカデミー賞最多受賞作『1秒先の彼女』の監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎による日本版リメイクである本作。男女のキャラクター設定を反転&舞台を日本・京都に移し、何をするにも人よりワンテンポ早いハジメ(岡田将生)とワンテンポ遅いレイカ(清原果耶)の消えた“1日”を巡る物語を描く。

今回、映画をもっと楽しむためのヒントが隠された本編映像が解禁された。可愛らしいラブストーリーと見せかけて、実は多くの映画的仕掛けが隠されている本作。“消えた1日”を巡る物語となっているが、映画の前半はハジメの視点で物語が展開されていき、彼の身に起こる不思議な出来事の数々が描かれる。そして映画の後半はレイカが主人公となり、伏線が一つずつ回収され、“消えた1日”に関する謎が明かされていくという仕組みだ。

解禁されたのは、一つの出来事をハジメとレイカのそれぞれの視点でとらえた二つのシーン。まずはハジメの視点。郵便局の窓口に、想いを寄せる桜子がやってくる。ハジメは嬉しそうに番号札を取るようにと合図するが、その様子をみた同僚の小沢がすかさず担当を横取り。桜子は以前ハジメと約束した通り、自身の歌のCDを渡しに来たのだ。ハジメは小沢からCDを奪うと、その裏には手書きのメッセージとともにLINEのIDが。自慢げに見せびらかすハジメに同僚は冷たい視線を向けるが、そんなことは意に介さず幸せをかみしめている様子だ。次にレイカの視点。レイカが番号札を取ろうとしていると、ハジメが誰かに気づいたように手を振る。その視線の先には、桜子の姿が。桜子からCDを渡され、はしゃいでいるハジメの様子をレイカは静かにじっと見つめている―。

レイカの視点の映像の後にハジメの視点の映像を見直すと、桜子がやってくるところで、番号札の発券機のそばにレイカがいることがわかる。ハジメは桜子に気を取られ、レイカは視界に入っていないようだが、ハジメと桜子の仲睦まじい様子を見つめるレイカの表情は意味ありげ…と、視点が切り替わることで、ふたりのすれ違いがみえてくるというシーンになっている。本映像のように「実はあの時…」といった細かな仕掛けが劇中には多く隠されており、二度三度楽しめる映画となっている。なぜ1日は消えてしまったのか?レイカが毎日郵便局にやってくるワケとは―?ハジメ視点の前半で張り巡らされた伏線がレイカ視点の後半で見事に回収されていく爽快感をぜひ劇場で体験してほしい。

本編映像

また、公式グッズの発売が決定した。ハジメとレイカの劇中の印象的な表情を切り取った写真風ポストカードや映画のキーアイテムとなる「バス」、「カメラ」、「手紙」、「ラジオ」をモチーフにしたキーホルダーやステッカーなどのグッズ。どこかレトロな雰囲気のあるデザインだ。さらには登場人物の名前である、「長宗我部麗華」、「釈迦牟尼仏憲」の文字が印象的にあしらわれている。やたら画数が多めなこの名前が本作のキーワードとなっているようだ。グッズは公開日7月7日より各上映劇場(※一部劇場を除く)と現代オンラインショップで販売開始される。

商品

・クリアファイル350円(税込)
・写真風ポストカードセット(全8種)550円(税込)
・ケース付きステッカーセット(全6種)750円(税込)
・キーホルダー 各 800円(税込)
 現代オンラインショップ(※7月7日10時販売開始)

『1秒先の彼』は2023年7月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督:山下敦弘
出演:岡田将生、清原果耶、福室莉音、片山友希、しみけん、笑福亭笑瓶、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉、羽野晶紀、加藤雅也、荒川良々圭哉、朝井大智、羽野晶紀、加藤雅也
配給:ビターズ・エンド
©2023『1秒先の彼』製作委員会