真木よう子主演×今泉力哉監督『アンダーカレント』の原作漫画冒頭19ページと、映画本編の冒頭10分23秒が公開された。

国内外から熱狂的な人気を誇る豊田徹也の長編漫画『アンダーカレント』を実写映画化。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探すことになる探偵・山崎をリリー・フランキー、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太、かなえと悟の同級生でかなえに探偵・山崎を紹介する菅野には江口のりこと実力派俳優が集結。監督は、『愛がなんだ』『ちひろさん』などを手がけた、いま日本映画界で最も支持を集める映画監督の一人・今泉力哉。コミュニケーションが不足する今の時代だからこそ届けたい1本が誕生した。

「もともと映画みたいな作品だから、どうなるんだろうか。」「映画みたいな漫画なので好き。ラストがどう描かれるのか、気になるわ…」「大好きな漫画だけど、あまりにもそのままで映画的すぎてどういう仕上がりになるのだろうかとも思う。とりあえず期待して待ちます」と、実写映画化の一報を聞いた原作ファンからはX(旧Twitter)上で期待感に溢れたコメントが多数投稿された。

今回、映画の公開を直前に控え、原作ファンの声に応えるべく映画のような漫画をどのように映画化したのか、その一端が垣間見られる原作漫画と映画の冒頭シーンの比較映像が解禁された。映像は、細野晴臣による映画版の音楽にのせ、原作漫画が見開きで19ページ分デジタルで立ち読みできるようゆっくりと進んでいく。その画やカット割りの記憶が刻まれた状態で、その後、映画本編の冒頭10分23秒が流れる。

今泉力哉監督は、オリジナルではない、原作のある作品を作る際は「ファーストシーンとラストシーンが大事」と語っており、「そのシーンの前後を想像できるよう作っている」とこだわりを見せています。また、「自分は小さなエピソードや微細なことが好き。漫画や小説で好きなシーンはだいたいそういうところだったりする。だから自分でこのシーンは使う、カットする、の取捨選択ができない。映画として再構成するときは信頼する脚本家さんに任せている」と明かしている。

今回の冒頭映像だけでも原作にない要素が加わっていたり、原作の小さなエピソードがそのまま再現されていたり、と全編にわたり、どのような仕上がりになっているのか確かめずにいられなくなること必至だ。

原作漫画19ページ&映画本編冒頭10分23秒映像

『アンダーカレント』は2023年10月6日(金)より全国で公開
監督:今泉力哉
出演:真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央
配給:KADOKAWA
©豊田徹也/講談社 ©2023「アンダーカレント」製作委員会