誰も暴いてはいけない、死の秘密―『法廷遊戯』のインタビューなどを収めた特別映像と場面写真が解禁された。

原作者・五⼗嵐律⼈が現役司法修習生時代に刊行した本格法廷ミステリー小説「法廷遊戯」を映画化した本作。ロースクールに通い、法曹の道を目指す主人公の「セイギ」こと久我清義役に、俳優としても活躍の幅を広げる永瀬廉(King & Prince)、セイギの幼馴染で同じく法律を学ぶ織本美鈴役に杉咲花、「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判を司る天才・結城馨役に北村匠海ら実力派俳優を迎えた。監督を深川栄洋、脚本を松⽥沙也が手掛ける。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、3人の仮面の裏に隠された真実が暴かれていく。二転三転、四転五転する新たな事実、そして最も神聖な場のひとつである“法廷”で待つ、常識を覆す驚愕の結末は…。ノンストップ・トライアングル・ミステリーが今、開廷する。

今回、キャストたちのインタビューとリンクした本編&メイキングを映し出す特別映像と場面写真が解禁された。法律を学び弁護士となる主人公の「セイギ」こと久我清義を演じた永瀬廉、本作で起こる事件の容疑者となる織本美鈴役の杉咲花、そしてその事件の被害者となる結城馨役の北村匠海のメインキャスト3名が、次第にそれぞれの秘密が交差していく難解なストーリーと役どころを紐解いていく。

永瀬は「どう観ている人を騙していくか…驚きを与えられるように頑張りたいなと思っていました。」とセイギ自身が抱える秘密をほのめかす。さらに本作の法律監修を担う、原作者で現役弁護士の五十嵐律人氏からの指導に真剣に耳を傾けるメイキングなどが切り取られ、普段は使わない裁判用語が連続するセリフに「噛みそうになりました(笑)」と苦戦したことを明かしている。杉咲は「自分の価値観に対しても、小さな危機感みたいなものを抱かされるような物語だと感じました」と作品が内包する深いテーマに寄り添い、演じた美鈴については「彼女の起こす行動自体は外から見たら不純で愚か」だが「本人はすごくシンプルに一途な気持ちを抱いている」と繊細な解釈を語っている。

北村は過去に法廷を扱う作品に出演した際とはまた違った本作の魅力について触れ、「弁護士モノとは一味違った、これは“ミステリー”なんだな」とシンプルな法廷作品ではないことをアピールした。自身の演じた馨についても「渦中にいるようですごく俯瞰的」とその特殊なキャラクター性についても言及している。最後に永瀬から「見る人によって違う解釈ができそうなラストであったりとか、考えさせられることをしていたりするのでその余白も楽しんでほしい」と見どころが語られる通り、本作では一筋縄ではいかない結末が待ち受けている。

特別映像

『法廷遊戯』は2023年11月10日(金)より全国で公開
監督:深川栄洋
出演:永瀬廉、杉咲花、北村匠海、戸塚純貴、黒沢あすか、倉野章子、やべけんじ、タモト清嵐/柄本明、生瀬勝久/筒井道隆、大森南朋
配給:東映
©五十嵐律人/講談社 ©2023「法廷遊戯」製作委員会