松岡茉優×窪田正孝 W主演映画『愛にイナズマ』の全員揃っての撮影オールアップの様子を収めた特別映像が解禁された。

騙されて大切な夢を奪われた花子(松岡茉優)と正夫(窪田正孝)が運命的な出会いを果たし、どうしようもない家族の力を借りて、嘘と誤魔化しに満ちた社会に反撃を仕掛ける痛快な物語である本作は、誰もが本音を隠した鬱屈とした社会の中で不器用でも精一杯生きる人々を、愛と希望とユーモアをちりばめながら圧倒的熱量で描き出す。

今回、21日間の撮影を終えたキャストたちへの花束贈呈を映し出す特別映像が解禁された。卑怯な大人に騙され大切な夢も何もかも全て奪われた末っ子の花子(松岡茉優)と空気の読めない彼氏の正夫(窪田正孝)、どうしようもない花子の父(佐藤浩市)と、二人の兄・長男の誠一(池松壮亮)、次男の雄二(若葉竜也)ら豪華な“家族”が勢ぞろいした本作。

トップバッターで花束を受け取った若葉竜也は、次男らしい雰囲気をまとわせつつ「とても楽しい撮影でした。完成を楽しみにしております」とコメント。そして、次に長男を演じた池松壮亮にカメラが向けられると「素晴らしい作品、素晴らしいクルー、そして素晴らしい家族に恵まれて、はちゃめちゃ楽しかったです。」と、豪華キャストが揃った21日間の現場を振り返りました。そして一家の父親を演じた佐藤浩市は「編集がすごい大変な作品でしょう」と監督を気遣いつつ、カメラに向かって「みんないるかー!」と劇中と同じように語りかける場面も!「池松が言ったように世代の垣根を超えて、良い意味でコラボレーションがとれた。」とさまざまな年代が集まった現場の雰囲気について、大満足だったことを明かした。

次に初の石井組で、松岡とW主演を果たした窪田正孝は「本当にすごく楽しかったです。浩市さんをはじめ確固たる実力者のみなさんと、こうやって毎日共にすることができて、やっぱりお芝居って面白いなって改めて感じさせてもらいました。完成を楽しみにしています。」と、満足げにコメント。松岡茉優が花束を受け取る場面では、スタッフが準備した真っ赤なフラワーシャワーが降り注ぐ感動的なシーンもあり、コロナ禍での撮影でもあったため「みんなで病気なく、最後までこれたのは誰かに見守られてたんだなと思う。同じ方向を向いて、石井監督が引っ張る船に乗っている感じが、最高に楽しかった21日間でした。」と心からの感謝の意を表しつつ、自身が演じた花子が好きな“赤色”のお花をスタッフ・キャストへのプレゼントとして準備する心遣いを見せた。

最後に、石井裕也監督は「本当にお疲れ様でした!!」と頭を下げると、製作期間が短かったことに対して「かなりはちゃめちゃな映画だったと思う」と本音を漏らすも、「みなさんには通常以上のご苦労とご負担をかけたと思いますが、撮れた絵はそういう無謀なことをしたということを、微塵も感じさせない勢いのあるものになっていると確信しています。仕上がりに対しても任せてください。自信があるので」と、豪華キャストを労った。

特別映像

『愛にイナズマ』は公開中
監督・脚本:石井裕也
出演:松岡茉優、窪田正孝
池松壮亮、若葉竜也/MEGUMI、三浦貴大/佐藤浩市
配給:東京テアトル
©2023「愛にイナズマ」製作委員会