シンガポール発のロボットバトル超大作映画『メカバース:少年とロボット』の完成披露上映会が11月15日(水)に新宿バルト9で行われ、小野賢章、花江夏樹、RICH HO監督、主題歌を担当した超ときめき♡宣伝部、宅見将典、中臺孝樹が登壇した。

本作は、中華圏で最も栄誉ある映画賞金馬奨に20代でノミネートされ、シンガポールの映画界で活躍する監督RICH HO(リッチ・ホー)が、企画プロデュース/監督/脚本/撮影/音楽/美術・衣裳/VFX監修の7役を務め、11年間かけて製作した作品。シンガポールから始まった本プロジェクトを世界に広げ、ニュージランドで撮影・オーストラリアでCG制作・そして日本で吹替制作と世界初公開という、世界各国のキャストとスタッフを巻き込み完成させた。主人公で、幼い頃に父親を宇宙戦争で失くした過去を持つが、両親と同じく前線で戦うメカ・パイロットの道を志す青年・カイ役に小野賢章、カイの相棒かつ親友であるロボット・リトルドラゴンの声を花江夏樹が務める。

主人公の青年・カイ役を務めた小野は「本当にうれしいです。僕らは出来上がったものに声を当てるサ行なので、関わっている日数は短いんですけど、収録現場にもRICH監督はいらっしゃって。それくらい熱意と情熱を感じ取ってアフレコに臨むことができた」と振り返る、花江は「何回見ても映像の迫力がすごい」と小野と話すほどだったという。

その本作が、日本でワールドプレミアを迎えることにRICH監督は「『ウルトラマン』を見て育ちました。13歳で友達が読んでいる本を見たら『ドラゴンボール』で、遊ぶ代わりに漫画を読んだ」と明かし、「自分に夢を与えてくれた日本で最初にやりたいと思った」と感慨深げに語った。

また、“困難に対面したときにどう乗り越えるか”という質問に「焦らないようにします」という小野は「時間をかけて向き合うようにします。一人で抱えきれないと思ったら、花ちゃんに言います(笑)」というと、花江は「昨日も寝ようかなと思ってるくらいに、『映像みたいんだけどパスワードが分からない』って」と小野とのやり取りを明かし、「自分で調べて20分くらいかかったんです。聞いたら5秒で解決しました」と笑いを誘った。さらに小野は「“せーの”で一緒に見始めました」と明かした。

花江は「普段は頼れる先輩なので、僕も困ったことがあったら相談しようかなと思うんだけど、基本家族に相談する」と明かし、小野も「相談されたことないですね」と笑いを誘った。さらに、花江は「何を言っても怒らないんです。年上で先輩ですけどイジってもおもしろく返してくれる」というと、小野は「だいぶイジられます」と明かした。超ときめき♡宣伝部の辻野かなみは「メンバーの笑顔や応援してくれるファンのみなさんの言葉に支えられて乗り越えることができています」と笑顔を見せた。

また、主題歌については杏ジュリアは「グローバル主題歌ということで、世界の方にも聞いていただけることがうれしくて光栄だと思ったんですけど、実感がわかなくて“どういうことなんだろう”と。ワクワクな気持ちと、レコーディングが楽しみだと思った」語った。その楽曲を聞いた小野は「ときめきましたね」といい、花江も「作品を見終わった後に感じているものが歌詞になっているので、余韻に浸れる曲だと思いました」と称賛。さらに小野は「世界観にマッチしていて、聞いた後に明るい気持ちになれる、明るい未来が待ってそうな曲だと思いました」と語った。

最後に小野は「監督の情熱、熱意、困難な道でも夢をかなえる力強さが詰まっています。この映画から一歩前進する勇気を感じていただけたらと思います」、花江は「監督が11年かけて作り上げてきたものに声を吹き込めるのは光栄なことですし、力のこもった作品をみなさんに見ていただきたいと心から思いました。賢章さんと共演は多いんですけどバディという役で一緒になることはなかったのでうれしかったです」、RICH HO監督は「不可能と思うことが11年かけてでもできたという証拠を明かしとして伝えていただければと思います。みなさんも諦めなければ夢はかなうという思いを持って劇場を出ていただければうれしいです」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『メカバース:少年とロボット』は2023年11月17日(金)より全国で公開
プロデューサー・監督:リッチ・ホー
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