『OUT』初日舞台挨拶 品川ヒロシ監督「JAMが喜ぶカットを絶対撮るから」とお願い

『OUT』の初日舞台挨拶が11月17日（金）に新宿ピカデリーで行われ、倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希（乃木坂46）、水上恒司、與那城奨（JO1）、大平祥生（JO1）、金城碧海（JO1）、庄司智春（品川庄司）、渡辺満里奈、杉本哲太、品川ヒロシ監督が登壇した。

累計発行部数650万部を突破した、「ヤングチャンピオン」（秋田書店）連載中のヤンキー漫画「OUT」を実写映画化した本作。監督・脚本は『ドロップ』で大ヒットを打ち出した品川ヒロシ。原作は、品川ヒロシの中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語。『ドロップ』で大活躍した“狛江の狂犬”と恐れられた伝説の超不良・井口達也には封印されたその先の物語があった。新たな場所での新たな仲間たち・家族との出会いから、達也の壮絶な更生生活が始まっていく―。主人公・伝説の超不良・井口達也役を倉悠貴、暴走族「斬人（キリヒト）」総長・丹沢敦司役を醍醐虎汰朗、副総長・安倍要役を水上恒司、ヒロイン・皆川千紘役を与田祐希（乃木坂46）が演じる。

豪華キャスト陣が集結した今回の舞台挨拶。早速撮影での出来事を“挙手制”で聞かれると、譲り合ってしまうキャスト陣だが、「最初は僕じゃないよね」と笑う庄司が先陣を切ることになり、自身の劇中シーンを挙げて「完璧に特殊メイクをしていただいたんですが、アドリブで血のりをつけだして」と品川監督の現場での発想を「さすだがな」と称賛した。

一方で、冬の撮影だったことから「とにかく寒くて」という倉は「思い出に残っているのは、筋トレをしているシーンで（体から）湯気が出ているんですけど、現場の近くに簡易サウナを設置してそこで入ってから」とCGなどを使わずにリアルなシーンとなっていることを明かした。

アクションシーンも見どころの本作だが、与田は「ギリギリの戦いだったので当たったらどうなるんだろうと。見ていて、リアルに怖かったです」と振り返った。しかし、「殴り合いはしたことがあるんですか？」という水上に、「あるわけないだろ」とツッコミが入る中で与田は「最近はないです。小学生の時とかはみんなあるじゃないですか（笑）」と笑いを誘った。

與那城は「ガラスを計3枚割ったんですけど、1枚目が結構うまくいって2枚目にいこうと思ったら、足場がすべるのでアクションの人がちょっと滑っちゃってガラスにちょっと体が当たってる。割れるんじゃないかと思ったんですけど割れなくてよかった」と緊張感のある撮影を振り返った。

そんな中で、「渡辺満里奈さんとLINEを交換させていただいたんですけど、スマホをなくしちゃってアカウントが変わっちゃって…。もう一回交換していただけますか？」と渡辺にアピールする与田は「今言わないと一生言えないと思って、勇気を振り絞りました」と笑いを誘った。これをきっかけに「品川さん俺もLINE交換してください」と話しかける杉本、庄司は「今度筋トレ一緒にしてもらっていいですか？」と水上に話しかけるなど、次々とトークが展開され会場を沸かせた。

また、“OUTなエピソード”をフリップで披露。「JO1の3時出し」という品川監督は、大平と金城のアクションシーンについて、当初予定にはなかったものの「2人でパンチやって、というのを急に撮りたくなったけど撮れないってなって。（マネージャーに）30分くれと、『JAMが喜ぶカットを絶対撮るから！』と言った。あそこは本当に撮ってよかった」とエピソードを披露した。

【写真・文／編集部】