『怪物の木こり』の公開記念舞台挨拶が12月2日(土)に丸の内ピカデリーで行われ、亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、三池崇史監督が登壇した。

2019年に「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した小説『怪物の木こり』(倉井眉介/宝島社文庫)を実写映画化した本作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生…次に狙われたのは弁護士・二宮彰。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。追う者と追われる者が入れ替わっていく先読み不可能なストーリー、その驚愕の結末とは…。意表を突く展開が連続する衝撃作が“超刺激サスペンス”として映画化される。監督を務めるのは三池崇史。目的のためには手段を選ばず殺人すらいとわない狂気のサイコパス弁護士・二宮彰役に亀梨和也、捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子役に菜々緒、二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美役に吉岡里帆ほか、二宮の協力者のサイコパス外科医・杉谷九郎役を染谷将太、過去の殺人事件の容疑者・剣持武士役を中村獅童が演じる。

いよいよ公開を迎えた本作だが、冒頭では「どういう風に育ってくれるのか」と反響を楽しみにしている様子もうかがわせた亀梨。SNSのチェックも行っているようだが、中には「こういう捉え方があるんだ」と感じるものもあるといい、「次に映画のお話をする機会があったときに、自分の言葉かのように(笑)見てくださった方から学びを得る。我々自身も映画の解釈が豊かになる」と明かし、笑いを誘った。

犯人が誰かを推理することも本作の醍醐味のひとつでもあるが、亀梨自身は普段は犯人が当たるかどうかについて「半々ぐらいです」といい、「25年芸能界にいるので、映像作品だとキャスティングの並びとか配役で、“だいたいこの人かな”という見方をしてしまう癖がついてしまっているので(笑)よくない傾向にあるかなと思います。曲がった見方をするようになってしまったので」と笑った。

クライマックスに向けての変化について、「演じるにあたって流れが大事だなと思った」という亀梨は「人間性というかピュアな部分は丁寧に」と振り返り、吉岡も「こういう展開があるからこの作品はただのサイコスリラーとは全然違う、心に残る作品だと感じました」という。

また、サイコパスな相手は恋愛対象としてどうかを聞かれると「OK」と即答した三池監督。亀梨は「好きになった方がサイコパスならしょうがないと思う」というと「男前ですね」と感心仕切りの吉岡。「おおお、と思うんじゃない?」という亀梨は「時間が経過して見えてくるものがあるじゃん」といい、「時間を重ねて相性で変化もしていく。付き合ってサイコパスだったらどうにかしますよ」と答えた。

一方で「NO」と答えた菜々緒と吉岡。菜々緒も「一緒にいる人と同調しちゃう。私もサイコパスになっちゃう。似てきちゃう」と語った。これに「中身だけ?ファッションも変わったりってあるじゃない」と問いかけた亀梨だが、菜々緒から「どうなんですか?」と逆に質問された亀梨は「俺は変わらない。相手が変わるケースはあるかもしれない」と返すと、吉岡は「変えさせちゃうんだ」と笑みを浮かべ、亀梨は「まぁね。変えさせてるわけじゃないけど(笑)」と笑いを誘った。また、吉岡は自身について「いろいろなことが疑心暗鬼になって、上手にお付き合いできないと思う。いろいろなことにメッセージ性を感じやすい。怪しいと思ったら近寄らないタイプなので」と明かした。

イベントでは、本作の主題歌を担当したSEKAI NO OWARIのSaoriからコメントをMCが代読。亀梨は「うれしいですね。音もそうですし、詞の内容もそうですし。この作品にリンクするところが非常にあって」と感慨深げな様子を見せた。最後に亀梨は「見た感想に正解、不正解はありません。思いを発信していただけたらうれしいです。一緒に育てていってくださったらうれしいです。一度見てある程度把握したところで、二度目を見ると違った感覚に陥られる作品です」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『怪物の木こり』は公開中
監督:三池崇史
出演:亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆、柚希礼音、みのすけ、堀部圭亮、渋川清彦、染谷将太、中村獅童
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2023「怪物の木こり」製作委員会