映画『恋わずらいのエリー』の場面写真とメイキング写真が解禁された。

原作は、2011年にデザート新人漫画大賞優秀賞でデビューした藤ももの初連載作である同名コミック。2015年より連載を開始し、2018年には第42回講談社漫画賞少女部門にノミネートされ、ティーンの心を鷲掴みにした傑作少女コミックが満を持しての映画化。表の顔は学校イチのさわやか王子だが、実は口の悪いウラオモテ男子のオミくんを宮世琉弥が、そんなオミくんを眺めながら、“恋わずらいのエリー”の名でSNS上で妄想をつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリーを原菜乃華が演じる。

今回、場面写真と撮影裏に迫るメイキング写真が解禁された。壁ドン、あごクイ、肩ズン…。これまでも数々の学園ラブストーリーにおいて胸キュンシチュエーションが話題になったが、本作『恋わずらいのエリー』でも新たな胸キュンシチュエーションが誕生した。それは…原作コミックでも話題になった「ジャージキス」。

オミくんが失くしたジャージを取り戻してきたエリー、その真っ直ぐな視線に思わずときめいたオミくんは、エリーの頭からジャージをすっぽりかぶせ、そのおでこにジャージ越しにキスをする…という本作ならではのシチュエーション。原作屈指の名シーンを、オミくんとエリーを演じた宮世琉弥と原 菜乃華が見事に再現。解禁された場面写真では、「ジャージキス」するドキドキの瞬間は勿論のほか、キス直後に、状況がわからずきょとんとした表情のエリーが顔を覗かせ、至近距離でオミくんと見つめ合う様子も。

メイキング写真

さらに撮影の裏側に迫るメイキング写真も解禁された。本シーンが撮影されたのは、対岸には江ノ島灯台が望む七里ヶ浜。絶好のロケーションである、陽光きらめく海原を背景に、名シーン「ジャージキス」をいかにロマンチックに実写化するか。キャスト・スタッフ全員が集中し、念入りに段取りを重ねていく。しかし実際にやってみると、ジャージのチャックを片手でスマートに開閉するのは難しいことが判明。監督自身が試してみたり宮世と相談したり、試行錯誤の末なんとかいい形に収まり、ジャージから可愛らしい原の顔がのぞくと、監督は思わず「斬新すぎる!こんなの見たこともやったこともない!」と大興奮で新たな胸キュンポーズ誕生を実感。令和の新・胸キュンシチュエーション「ジャージキス」が、果たしてどのような映像に仕上がっているのかは劇場で―。

『恋わずらいのエリー』は2024年3月15日(金)より公開
監督:三木康一郎
出演:宮世琉弥、原菜乃華
 西村拓哉、白宮みずほ、藤本洸大・綱啓永
 小関裕太
配給:松竹
©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社