『恋わずらいのエリー』のバレンタイン♡スペシャルイベントが2月13日(火)に都内で行われ、宮世琉弥、原菜乃華、西村拓哉、白宮みずほ、藤本洸大、綱啓永、三木康一郎監督が登壇した。

原作は、2011年にデザート新人漫画大賞優秀賞でデビューした藤ももの初連載作である同名コミック。2015年より連載を開始し、2018年には第42回講談社漫画賞少女部門にノミネートされ、ティーンの心を鷲掴みにした傑作少女コミックが満を持しての映画化。表の顔は学校イチのさわやか王子だが、実は口の悪いウラオモテ男子のオミくんを宮世琉弥が、そんなオミくんを眺めながら、“恋わずらいのエリー”の名でSNS上で妄想をつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリーを原菜乃華が演じる。

“二面性がある役”ということで「ツンデレな部分があって本音がうまく言えずにツンツンして」と自身の役どころを説明する宮世は「監督がツンデレなんです。オミくんの裏に活かせようだと思ってツンデレ感を盗んでいました」と明かし、笑いを誘った。

本作の見どころについて「これまでにないジャージ越しにキスをする“ジャージキス”が売りとなっています」という原。宮世は「胸キュンってエゴサしていて、『無理無理見れない』って言っている人がいるんです。こっちからしたら一種のスポーツなんです。アングルを気にして、運しだいなところもある。何回も撮り直しましたし、焦りながら撮影してる」と話し、笑いを誘った。

その宮世とは2度目の共演となる綱は「うれしかったですし、大人になっていて。10代から20代になるこの1〜2年は大きい。落ち着きがすごいし、主演として現場をまとめてくれていると近くで見て感じました」と本作での宮世の印象を語った。また、宮世は「原さんは根っからエリーなーなんです。オタクです。好きなものに対して熱く語ってくれる」と、撮影時に見せた原の意外な一面を明かした。

イベントでは、汐田澄先生役で出演する小関雄太からビデオメッセージが到着。その“汐田先生からの課題”ということで“バレンタインに好きな人に告白する妄想シチュエーション”を実演することに。思わず下を向いて悩みだすキャスト陣だが、トップバッターの綱が“放課後の教室”のシチュエーションで披露し、見事に会場を沸かせた。続々と披露する中で、原は“部活終わりに先輩に”というシチュエーションで「これからはただの後輩じゃなく一人の女の子として見てもらえませんか?」という妄想演技に、観客からは大きな歓声が起きた。

最後に原は「オミくんにたくさんキュンキュンしていただいて、個性豊かなキャラクターを愛おしい目で見ていただいて、たくさん笑ってたくさんキュンキュンできる作品です。人をまっすぐ好きになる、想いをまっすぐ伝える尊さを感じる作品です」、宮世は「初主演ということで、このキャストのみなさんと『恋わずらいのエリー』という作品を作れたことがよかったなと思っています。この作品はラブストーリーでもあるんですけど、おもしろいところだったり感動するところだったり、悩んでいることに共感できるところがたくさんあると思います。同世代ではなくても楽しんでいただける作品です」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『恋わずらいのエリー』は2024年3月15日(金)より公開
監督:三木康一郎
出演:宮世琉弥、原菜乃華
 西村拓哉、白宮みずほ、藤本洸大・綱啓永
 小関裕太
配給:松竹
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