『コーヒーはホワイトで』の公開記念舞台挨拶が2月17日(土)にシネマート新宿で行われ、加藤小夏、好井まさお、桃月なしこ、石田千穂(STU48)、川﨑麻世、岡山一尋が登壇した。

本作は、シャーロック・ホームズ、エルキュール・ポアロ、明智小五郎ら多くの名探偵に勝るとも劣らない頭脳を武器に、名探偵モナコが現代の難事件を次々解決していく謎解きミステリー。普段は昔ながらの純喫茶でメイド店員のアルバイトをしているモナコだが、客の依頼人が「コーヒーはホワイトで」と合言葉を伝えた途端、鋭い洞察力と知恵を誇る“名探偵モナコ”に転身。助手の由美彦とともに、現代の都市で繰り広げられる複雑で不可解な事件に果敢に挑んでいく。主演を務めるのは『鎌倉殿の13人』で大河ドラマ出演を果たし、公開中の映画『身代わり忠臣蔵』にも出演している加藤小夏。

本作のオファーを受けた時は「台本もなくて、ただ白いコーヒーを使った映画ですと言われて」振り返る加藤だが、「たまたま飲んだことがあった」ということから縁を感じたという。岡山監督は「本当のスタート。小夏さんのキャラクターも脚本家も小夏さんを思い浮かべがら作っていったなと明かしたが、これに加藤は「それでなぜかゴスロリにたどり着く…」と笑いを誘った。

石田は「去年の目標が演技のお仕事に挑戦するということとワンちゃんと触れ合う仕事を増やすということで、まさかの同時にかなった」と喜んだ。ここで好井は「石田さんの演技が、僕と小夏ちゃんはツボにハマりすぎて、アドリブパートの言葉遣いが。写真のわんちゃんを見ながらしゃべるんです。言うことなくなったのか、『この犬見てください、目玉ひんむいてるでしょ』って」と明かすと、石田は「いい意味で、目がくりんくりんすぎて、ぐりんぐりんまでいってたんです!」と説明し、笑いを誘った。

一方で撮影での思い出を聞かれると「(今回の舞台挨拶について)アンケートを事前に提出したんです。『コーヒーが白くてびっくりした』って(書いた)(笑)コーヒーをほとんど飲んだことがない状態で撮影だったので、真っ白いコーヒーが出てきてびっくりした」と印象的だったことを語ったものの、これには登壇者からも「薄い(笑)」とツッコミが入り、笑いを誘った。一方で桃月「撮影日数が8日間だったんですけど仲がいいんです。きっかけになったのが最終日」と振り返り、「めちゃめちゃ待ち時間があって、待ってる組で話が盛り上がって焼肉の話になって、打ち上げがてら焼肉に行こうで仲良くなった」と明かしたが、好井からは「焼肉が一番の思い出?(笑)」とツッコミが入り、笑いに包まれた。

撮影中の思い出がなかなか出てこない状況に岡山監督が「もうちょっとシーンの話を…」と話すと、加藤は「好井さんも私も笑いが止まらなくてNGを何回も出した」と石田を含めた3人で笑いが止まらなくなったことがあったようで、さらに橋の上でのシーンでは暴風の影響を受けたこともあったようで「石田さんがいると変が事が起きちゃう」と笑いを誘った。さらにこのシーンは「小夏ちゃんはカチューシャをしてるから髪型を保ってる。石田さんはメイクさんがきれいにやって、よーいスタートでビューって」とすぐに髪型が崩れるハプニングもあったという。

最後に加藤は「好井さんと会話している時が私の中で一番モナコが人間らしいかなと思うので注目してもらえたら。何回でも観てください」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『コーヒーはホワイトで』は公開中
監督:岡山一尋
出演:加藤小夏、好井まさお、生島勇輝、小野真弓、大村彩子
桃月なしこ、石田千穂(STU48)、和田崇太郎/奥貫薫、川﨑麻世
配給:AMGエンタテインメント
©映画「コーヒーはホワイトで」製作委員会