身近すぎるアプリから始まる恐怖を描く新感覚サスペンス・スリラー『マッチング』で土屋太鳳演じる輪花と、佐久間大介演じる吐夢のマッチングプロフィールを恋愛コンサル・渡辺ゆいかさんが分析した。

恋人探し、婚活など、現代人に最も身近なツールとなったマッチングアプリ。気軽さも手伝ってその普及率は年々増加の一途をたどっている。しかし同時に、ユーザー間でのトラブルも多数報告されており、やって来た相手がプロフィールとは全くの別人だったり、さらに深刻な事件に発展するケースも。本作では、マッチングアプリを通じて他人と気軽に出会えるようになった現代だからこそ起こる“身近に潜む恐怖”を、追い詰められてゆく主人公とともにジェットコースターに乗ったかのようなスリルと、予測不可能なストーリー展開で描く。主人公・輪花役に土屋太鳳、輪花とアプリでマッチングする“狂気のストーカー”永山吐夢役として本作が初の実写映画単独出演となるSnow Man 佐久間大介、輪花を助けるマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山剛役に金子ノブアキを迎え、内田英治が監督・脚本を務める。

現代の出会いのツールとしてごく一般的なものになった“マッチングアプリ”。『マッチング』でも主人公の輪花(土屋太鳳)と吐夢(佐久間大介)はマッチングアプリによって出会う。劇中で職場の同僚・尚美(片山萌美)の後押しでWillWillというマッチングアプリに渋々登録した輪花は勇気を出してデートに臨んだが、実際に会った吐夢はプロフィールとは別人のように暗い男で戸惑いを隠せない輪花の姿が劇中描かれる。このような、実際に会ってみたらプロフィールと違ったというマッチングアプリ“あるある”を回避するのにはどうしたら良いのか?多くの人の疑問に答えるため、恋活・婚活のお悩みを解決する恋愛コーチングサービス「NOVIO(ノービオ)」協力の元、恋愛コンサルの渡辺ゆいかさんが輪花と吐夢をケーススタディとしてプロフィール分析を行った。

第一印象がすべてなマッチングアプリにおいて一番大切なのが自己紹介文とプロフィール写真。輪花のプロフィール写真は1枚のみ、それも“渋々”が出てしまっているような表情の写真。紹介文も「初めまして、よろしくお願いします。」と、かなりシンプル。渡辺コーチはこのプロフィールに「ありがちなプロフィールですが、体目的の男性に引っかかりそうな感じで少し心配になりました。『自分の魅力は相手が引き出してくれる』というような受け身な意識を感じます。笑顔の写真が載せられるといいですね。」と、少々辛口。

続いて、吐夢のプロフィールは「初めまして。自己紹介見て頂きありがとうございます!現在は東京に住んでおり、環境系の仕事をしています。動物園とか水族館に行くのが好きで、休日はよく動物を見に行っています。ただ1人で行くのが少し恥ずかしくて、、、一緒に行けるような人と出会えると嬉しいです!!」と、動物や生き物好きをアピールしたもの。それに対しコーチは「動物園とか水族館に行くのが好きでよく行っているのに、『一人で行くのが恥ずかしい』というのは若干矛盾を感じました。(どちらかに少しニセモノの感情を感じます。)」と鋭く指摘する。

また、「今のプロフィールだと動物好きな人としかマッチングが難しそうなので、他の趣味も書けると良いと思いました。『環境系の仕事』もよくわからないので、もう少し具体性があると良いと思います。」と、吐夢の怪しさを見抜く。ふたりが更にいい出会いをつかむにはどうしたら良かったのか?「相手が会話を広げやすいように『こんな話題もOKだよ』ということをたくさん書いておくと良いですね。『こんな印象を持って欲しい』ということを先に決めて、そこに当てはまる内容だけを書くようにすると魅力的な文章を書きやすいです。」と指摘した。

さらに、吐夢との出会いから様々なトラブルに巻き込まれていく輪花へはこんなアドバイスも。「どんなに魅力的な人でも、インターネットを介した出会いは気を付けるに越したことはありません。個人情報は送らない、デートにクレジットカードやキャッシュカードを持っていかない、3回会うまでドライブデートはしない、など自衛していきましょう。新しい出会いを楽しめる人はうまく行く傾向があります。活動が長期化するとネガティブな気持ちも生まれやすいですが、日々自分の成長が感じられると前向きな気持ちになれます。」と、輪花をはじめ、マッチングアプリに悩める多くの人へエールを送った。

協力: 恋活・婚活サポートサービス「NOVIO」

『マッチング』は2024年2月23日(金・祝)より全国で公開
監督:内田英治
出演:土屋太鳳
 佐久間大介、金子ノブアキ
 真飛聖、後藤剛範、片山萌美、片岡礼子
 杉本哲太、斉藤由貴
配給:KADOKAWA
©2024『マッチング』製作委員会