山下敦弘監督『水深ゼロメートルから』の完成披露上映会の開催が決定し、併せて本編映像と場面写真が解禁された。

第44回四国地区高等学校演劇研究大会で「文部科学大臣賞(最優秀賞)」を受賞した中田夢花脚本による徳島市立高等学校の演劇が原作の映画『水深ゼロメートルから』。スマッシュヒットを記録した映画『アルプススタンドのはしの方』と同様のプロジェクトから生まれた“高校演劇リブート企画”第二弾作品。高校二年生の夏休みに、水のないプールに特別補習のため呼び出された女子高生たちによる心の葛藤と解放の繊細な青春ストーリーを描く。メイク推奨一軍女子・ココロ役に濵尾咲綺、踊れなくなった女子・ミク役に仲吉玲亜、ふてくされ水泳部・チヅルに清田みくり、チヅルを見守る先輩・ユイ役に花岡すみれ。

今回解禁された映像は、夏休みに特別補習で水のないプールに呼び出されたココロとミク、プールの鍵を開けてあげた訳アリ水泳部のチヅルによる女子高生3人の何気ない会話劇を映し出している。山本先生(さとうほなみ)に言われた通り、ミクがひとり一生懸命に砂を掃くシーンから始まる本映像。そこには、時を同じくしてプールの底に横たわるチヅルとプールサイドでメイク直しをするココロ。ミクは倒れてしまったモップを、掃除をしていないココロに差し出す。「ありがとう。置いといて。」と軽くあしらわれる。

ミクが視線を落とすと、そこには水泳用のゴーグルが。「これって?」と問うミクに対して、「水あると思ってたからさ。一応、やる気アピール」と返す。肝心の水着は持ってこず、最悪制服のまま泳ぐという強行突破という手段も考えていたというココロ。それから、3人による「山本先生」や「メイク」の会話が続いていく。他愛もない内容の会話でありながら目が離せないという、山下監督の手腕が光るシーンに注目だ。

本編映像

また、『水深ゼロメートルから』完成披露上映会が4月18日(木)に池袋HUMAXシネマズで開催される。チケット販売は、4月16日(火)0:00よりHUMAXシネマズ公式ホームページにて発売開始。

『水深ゼロメートルから』完成披露上映会

実施日:4月18日(木)18:30の回 上映後舞台挨拶
場所:池袋HUMAXシネマズ
料金:2,000円均一
※各種割引不可・招待券など無料鑑賞不可
登壇者:濵尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれ、三浦理奈、山下敦弘監督
※登壇者は予告なく変更する場合がある。
チケット販売方法:
【劇場ホームページ】4月16日(火)0:00(=4月15日24:00)より 劇場ホームページにて販売
【窓口販売】4月16日(火)劇場オープン時より開始。
※オンライン販売で完売した場合は、窓口販売は行われない。

『水深ゼロメートルから』は2024年5月3日(金)より新宿シネマカリテほか全国で順次公開
監督:山下敦弘
出演:濵尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれ
三浦理奈/さとうほなみ
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
©『水深ゼロメートルから』製作委員会