柚月裕子原作 異色の警察ミステリー小説を実写映画化した『朽ちないサクラ』の場面写真が解禁された。

本作は柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」が原作で、主人公は県警の広報職員という、本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色の警察小説。主人公の県警・広報職員26歳の森口泉を演じるのは若手随一の演技派として絶大な信頼を集める杉咲花。単独主演作となる本作では、“事務職のお嬢ちゃん”が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく姿を繊細な演技で体現する。メガホンをとるのは原廣利。

今回、警察官に初挑戦した萩原利久を映し出す場面写真が解禁された。明らかになる警察内部の大きな闇と彼が直面する“正義”とは何か?そして、バディとなり真相解明へ挑む杉咲演じる泉との気になる2人の仲は…。主人公・森口泉(杉咲花)の警察学校の同期で警察署の署員・磯川俊⼀役を、『劇場版 美しい彼~eternal~』(2023)や、映画『キングダム 運命の炎』(2023)、映画『ミステリと言う勿れ』(2023)などの話題作に続々と出演し、いま若手演技派俳優として最も注目を集める萩原利久が演じる。本作の主要キャストが発表された際には、SNSでは「警察官役がスクリーンで見られるの楽しみ!」、「待ってました!」、「一番見てみたかった役」と萩原の初の警察官役に反響の声が集まり、期待が高まっている。

磯川が勤務する警察署は、ストーカー被害を訴える女子大生の被害届の受理を先延ばしにして慰安旅行に行っている間に、この女子大生がストーカーに殺されてしまったことを、警察の不祥事として地元紙にスクープされる。磯川は、何の悪気もなく好意を寄せる泉に慰安旅行のお土産を渡したことで、泉をこの事件に巻き込んでしまうことになる。そして、磯川は真相解明に動き出した泉のバディになり、ともに警察内部の大きな闇に対峙し窮地に追い込まれていく。

そんな異色の警察サスペンスミステリーという骨太な物語の中で、萩原演じる磯川は泉に対する好意を胸に秘め献⾝的に捜査をサポートする“好⻘年”という役どころをフレッシュに瑞々しく演じている。今回解禁された場面写真では、そんな磯川が驚きと動揺の表情を浮かべる様子や、警察署で聞き込みのために噂話に耳を傾ける姿など事件の真相解明に向けて、懸命に動き出す姿が映し出される。そして他の2枚とは打って変わって優しく真っ直ぐ前を見つめる姿は何を物語っているのか…。物語が進むにつれて複雑に重なり合う事件の真相が、信じるべき”正義“とは何なのかを己に突き刺す。杉咲花と萩原利久がタッグを組む初の警察官役に注目だ。

『朽ちないサクラ』は2024年6月21日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督:原廣利
出演:杉咲花
萩原利久、森田想、坂東巳之助
駿河太郎、遠藤雄弥、和田聰宏、藤田朋子
豊原功補
安田顕
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会