あるた梨沙による同名漫画を原作とした映画『明日を綴る写真館』のオフショットとメイキング写真が解禁された。

国民的お茶の間俳優・平泉成が60年の俳優人生&80歳にして満を持しての初主演を務める本作は、Aぇ! groupの佐野晶哉と紡ぐ、2人の物語。60年のキャリアを誇り、公開直前に80歳を迎える平泉成が満を持して初主演を飾る本作では、自身の趣味である写真撮影ともリンクするカメラマン役として、さびれた写真館を営む鮫島を演じる。一方、先日CDデビューが発表された注目グループ・Aぇ! groupのメンバーであり、俳優としての活躍も期待される佐野晶哉が、本作のストーリーの主軸を担う、平泉演じる鮫島に弟子入りを志願する気鋭の若手カメラマン・太一を演じる。

今回、撮影現場のあたたかい雰囲気を感じられる集合写真が解禁された。幾度となく夫婦役を演じてきた平泉成と市毛良枝。そのとなりで満面の笑みの佐野晶哉と、優しい微笑みをたたえる佐藤浩市。役柄としての関係ではなく、俳優同士としての関係性が切り取られた家族写真風の印象的な4ショット。これは『明日を綴る写真館』の撮影中に撮られたものだ。登場人物がそれぞれ人生に“想い残し”を抱えている本作。平泉演じる鮫島は妻と息子に、佐野演じる太一は両親に、市毛演じる桜は夫に、そして佐藤演じる牧は亡くなった妻に、目を背けてきた“想い残し”がある。作中では思い詰めた表情が多い彼らだが、このオフショットでは演じる役柄から離れ、リラックスした表情が印象的だ。

60年のキャリアを誇る平泉が、初主演を務めた本作。出演のオファーを受けた経緯について佐藤浩市は「我々の若い頃は飲み屋で仕事が決まることがあった。今回もグラスを傾ける中で秋山監督から話を聞いて『俺も行くよ!』で決まりました。現場では成さんが嬉しそうな顔をして迎えてくれて、来て良かったなと思った」としみじみ振り返る。黒木瞳は「魅力あふれる監督のもとで、平泉成さんの初主演映画をお撮りになるということで、是非参加させていただきたいと申し上げました」と語る。市毛は、何度も平泉と夫婦役を演じていると明かし、本作では「成さんがカメラを覗くときの顔が色っぽくてカッコよくて、その背中を見つめる若者たちの目がキラキラしていて、どちらもカッコよかった」と改めて平泉の魅力を教えてくれた。

平泉と「メル友です」と明かしている佐野。先日80歳の誕生日を迎えた平泉に、Aぇ! groupでの自身のメンバーカラーのグリーンのネクタイをプレゼント。平泉もご満悦で、「おまじない」と言って、舞台挨拶で常に着用し、ますます仲を深めている様子。「素敵なご縁をいただきました」と佐野が語ると、平泉も「佐野君は佇まいが良く、素直だから芝居の受け答えも実にいい」と役者としての佐野をベタ褒め。さらに佐野は「僕が主演する時には絶対に成さんに出てもらいます!」と公言するなど、ふたりの関係はこれからも末長く続きそうだ。

『明日を綴る写真館』は全国で公開中
企画・監督・プロデュース:秋山純
出演:平泉成
佐野晶哉(Aぇ! group)
嘉島陸、咲貴、田中洸希、吉田玲、林田岬優
佐藤浩市、吉瀬美智子、高橋克典、田中健、美保純、赤井英和
黒木瞳/市毛良枝
配給:アスミック・エース
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