佐藤新(IMP.)×渡邉美穂 W主演映画『青春ゲシュタルト崩壊』の場面写真、メイキング写真、〈朝葉〉版キャラクター予告映像が解禁された。
スターツ出版が運営する小説サイト「野いちご」にて、小説コンテスト「野いちご大賞」の第5回大賞作品、丸井とまとの「青春ゲシュタルト崩壊」(スターツ出版文庫)を実写映画化。W主演には佐藤新(IMP.)と渡邉美穂。派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖を演じるのは、IMP.のメンバーでありセンターを務める佐藤新。ある日、自分の顔が認識できない【青年期失顔症】になってしまう間宮朝葉を演じるのは、女優として幅広く活躍をしている渡邉美穂とフレッシュな2人が全力で挑んだ。脚本を務めるのは三浦希紗。
今回、朝葉役を演じた渡邉美穂を中心に捉えた場面写真とメイキング写真が解禁された。本作で、自分の顔が認識できない【青年期失顔症】になってしまう高校生・間宮朝葉役を演じたのは、近年、俳優として目覚ましい活躍を見せる渡邉美穂。IMP.の佐藤新と初共演にしてW主演を務めており、同世代の俳優陣の中でも、特に活躍が期待される若手のホープだ。
渡邉が演じた朝葉は、責任感が強く、周囲から頼られる優等生というキャラクター。女子バスケ部の部長候補としても期待されており、メンバーと顧問との仲を取りもつなど全員の調整役となっている。真面目で思いやりのある高校生だが、だからこそ自分の意見を押し殺し、本音を言えないという悩みを抱えていて、そんなある日、朝葉は突然、自分の顔がみえなくなる「青年期失顔症」を発症してしまう。それは、<個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うこと=自分の顔が見えなくなる>とされる症状で、自分自身を見失ってしまった朝葉の苦悩の現れでもあった(※⻘年期失顔症は劇中での架空の病気)。
自身と朝葉が“似ている”と明かす渡邉は「私も思っていることとか、抱えていることを人に言えないタイプなので、痛いほど共感できました」と役柄と共鳴する部分が強かったと語る一方で、「今まで演じた役の中で一番むずかしかった。自分に似ている部分もすごくあるんですけど、だからこそ、自分ではない朝葉という存在をすくい上げるのがやりがいでもあったし、課題でもありました」と、自身にとって最高難度のキャラクタ―を演じた撮影について明かしている。実際に現場に入るまでは、なかなかその役柄を掴みきれなかった、と役作りについても苦労したことを明かしているが、劇中では、これまでの渡邉の印象をガラリと変える、繊細で深みのある演技を見事に披露。心の機微をリアルに表現し、俳優として一皮も二皮も剥けた新たな表情を魅せている。
解禁された場面写真からもその様子は一目瞭然で、どこか沈んだ表情で学校生活を送る朝葉の姿や、なぜか髪を濡らし母親の腕の中で涙を流す場面を捉えたエモーショナルな写真、さらにW主演を務める佐藤との駄菓子屋さんでの2ショットも解禁された。メイキング写真ではバスケをしている姿も。渡邉自身、学生時代は朝葉と同じバスケ部に所属していたといい、本作の撮影前には、役作りとして公園で一人自主トレに励んでいたそう。撮影時にも、同じバスケ部の共演者や佐藤に、その経験を活かしてアドバイスもしていたとかで、真摯な姿勢で役と向き合う渡邉の人柄と妥協を許さない俳優魂が垣間見える貴重な写真となっている。
併せて、〈朝葉〉版キャラクター予告映像が公開された。〈朝葉〉版のキャラクター予告では、同級生たちの顔色を伺い自分に自信を持てなかった朝葉が「これまでと変えなくていいの?」という佐藤新演じる聖の一言をきっかけに前を向き、自分自身と向き合っていく姿が描かれていく。不器用だけど、ストレートに届けてくれる聖の嘘のない言葉に突き動かされ、これまで自分を押し殺してきた朝葉が本当の想いを届けた時――。きっと誰もが、二人の姿に勇気をもらい、ありのままの自分に寄り添いながら、一歩を踏み出すことができるだろう。
キャラクター予告映像〈朝葉〉
『青春ゲシュタルト崩壊』は2025年6月13日(金)より全国で公開
出演:佐藤新(IMP.)、渡邉美穂
田辺桃子、新井美羽、水橋研二、濱田龍臣、藤本洸大
戸田菜穂/瀬戸朝香
配給:NAKACHIKA PICTURES
©映画「青春ゲシュタルト崩壊」製作委員会