『青春ゲシュタルト崩壊』の初日舞台挨拶が6月13日(金)にTOHOシネマズ新宿で行われ、佐藤新(IMP.)、渡邉美穂、新井美羽、藤本洸大、河村ここあが登壇した。
スターツ出版が運営する小説サイト「野いちご」にて、小説コンテスト「野いちご大賞」の第5回大賞作品、丸井とまとの「青春ゲシュタルト崩壊」(スターツ出版文庫)を実写映画化。W主演には佐藤新(IMP.)と渡邉美穂。派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖を演じるのは、IMP.のメンバーでありセンターを務める佐藤新。ある日、自分の顔が認識できない【青年期失顔症】になってしまう間宮朝葉を演じるのは、女優として幅広く活躍をしている渡邉美穂とフレッシュな2人が全力で挑んだ。脚本を務めるのは三浦希紗。
作品タイトルにちなんで「ゲシュタルト崩壊するほどハマってしまったもの」をテーマにトークを展開。「石」(河村)、「洗剤」(佐藤)、「ポテト」(新井)、「ガチャガチャ」(渡邉)、そして「おままごと」(藤本)という、個性あふれる回答の数々。河村は、「小学生の時に、道に落ちている石が好きで…」と、コンクリートの欠片のようなものまで集めてはリビングのテーブルに飾っていたというエピソードを披露。「ある日、その石が消えていました」と、悲しい結末を語り、会場の笑いを誘いました。
続いて佐藤が回答したのは「洗剤」。「キッチン周りでどうしても取れない汚れがあってずっと悩んでいたんですけど、プロ用の洗剤を買ってシュシュってやったら、“スパン、まぶしい!”ってくらいキレイになって。早く汚れないかなっていうくらいハマっちゃって」と、業務用洗剤の威力に魅了されていることを告白し、「ピッカピカです」と語った。
新井が挙げたのは「ポテト」。週に5~6回、多い時は1日2回も食べるほどのポテトフライ愛を語り、「カロリーも高いし、ご飯が食べられなくなると思うんですけど、『もし明日世界が絶滅したら、私絶対後悔する』と思っていつも食べています」という独特の哲学を披露し、会場を沸かせた。
渡邉は「現在進行形でハマっている」という「ガチャガチャ」愛を熱弁。「駅の構内とかで見つけると、懐かしいキャラクターのものをやっちゃうんです」と語り、今や自宅には大量のガチャガチャが溢れているそう。「300円や400円でできる運試し。あのお金を入れて回す瞬間が最高潮」と、その魅力を語った。
そして、最後に会場の注目を一身に集めたのが藤本の「おままごと」という回答。「え?」と驚く共演者を横目に、「幼少期、小学校に入ってからちょっと暗いまで。レゴが大好きで、レゴで群像劇をやっていました」と告白。さらに「お兄ちゃんに助けを呼んでやっていました」と明かすと、「それが今の仕事に繋がっているんだと思う」と共演者が納得する場面もあった。
【写真・文/編集部】
『青春ゲシュタルト崩壊』は全国で公開中
出演:佐藤新(IMP.)、渡邉美穂
田辺桃子、新井美羽、水橋研二、濱田龍臣、藤本洸大
戸田菜穂/瀬戸朝香
配給:NAKACHIKA PICTURES
©映画「青春ゲシュタルト崩壊」製作委員会