佐藤新(IMP.)×渡邉美穂 W主演映画『青春ゲシュタルト崩壊』の本編冒頭映像が解禁された。

スターツ出版が運営する小説サイト「野いちご」にて、小説コンテスト「野いちご大賞」の第5回大賞作品、丸井とまとの「青春ゲシュタルト崩壊」(スターツ出版文庫)を実写映画化。W主演には佐藤新(IMP.)と渡邉美穂。派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖を演じるのは、IMP.のメンバーでありセンターを務める佐藤新。ある日、自分の顔が認識できない【青年期失顔症】になってしまう間宮朝葉を演じるのは、女優として幅広く活躍をしている渡邉美穂とフレッシュな2人が全力で挑んだ。脚本を務めるのは三浦希紗。

今回解禁された本編映像は、佐藤演じる聖と渡邉演じる朝葉が、2人で体育倉庫の片付けを行うシーン。自分を押し殺し、他人に合わせることで自分自身を見失ってしまい、自分の顔が見えなくなる【青年期失顔症】になってしまった朝葉。聖だけがその事実を知っており、何かと朝葉を気にかけてくれる日々の中での一幕だ。

片付けが一段落し、ふと立ち上がったことで眼の前の鏡が目に入ってしまった朝葉は、改めて自身の顔を認識できない症状に深い溜息をついてしまう。そんな朝葉を気遣い、おもむろに「割るか、コレ」と木刀を持ち出す聖。一見乱暴でぶっきらぼうに見えるが、朝葉が傷つく原因を取り除こうとする、聖ならではの不器用な優しさが垣間見える。そんな聖のまさかの一言に「なんで!?割らないよ!」と驚く朝葉だが、その表情は笑顔に変化。「慣れなくちゃ!」と前向きな気持ちを取り戻していく。その後も、朝葉に剣道の防具を被せては「似合う、似合う!」とおどけてみたり、「私ってどんな顔?」と真剣な様子で訪ねた朝葉に対し、大真面目に「目が……2つあるな」と、たっぷりの間を使って見たまんまの情報を伝える聖。思わず笑ってしまう朝葉に、聖もいつの間にか笑顔へと表情を変えていて――。悩みと向き合い、変わろうとする朝葉の繊細でエモーショナルな様子が伝わるシーンでもあり、聖のお茶目な優しさにドキドキする“青春”映像が到着した!

実はこのシーン、剣道経験者である佐藤にとっても印象深い撮影だったとかで「(剣道を)やっていたからこそ、どうやったらキレイにスポッと被せられるかも熟知してたんです!それをフルに発揮できました!!僕が木刀とか竹刀を持っている姿は少ないと思うので、印象に残るんじゃないかなと思います。」と意外な撮影秘話を告白。一方、表情や目線ひとつで感情を表現する丁寧な演技を披露した渡邉は「(映画の撮影中)いい意味で、ずっと緊張が途切れない状態でいられました。繊細な感情表現が描かれている作品だったので、お芝居も突き詰めて、その中で演じていたので集中力も必要でした。」と朝葉役の難しさを感じた本作の撮影を振り返っている。

劇中では、聖と出会い、少しずつ変わっていく朝葉と、そんな朝葉の姿に、聖も過去のある出来事と向き合えるようになっていく様子が丁寧に紡がれていく。その様は、世代や性別を問わず、誰もが共感できるポイントがたくさん詰まっていて、本作ならではの高い共感性は、これまでの青春映画とは一線を画す新たな物語として注目を集めている。

公開されるとSNSでは「一生に一度の人生自分らしく生きたいと思える素敵な映画でした」、「涙が止まらなかった」、「めちゃくちゃ心に残った映画」、「朝葉にも聖にも共感できることがいっぱいあってたくさん涙でちゃった」、とまさにリアル世代の共感の声が拡散されており、「青春だし、共感するし、朝比奈くんみたいな寄り添い方ってできそうでできない、ずっと自然な空気感でふわっと心暖かくなる時間でした」、「聖が朝葉にかける言葉が優しくて、お互いに助け合いながら少しずつ乗り越えていく2人の関係性がとっても素敵」と、青春ドラマとして紡がれていく朝葉と聖の関係性に、胸キュンし、心を掴まれたというコメントも多数上がっている。さらに、「私が感動したのは朝葉と家族のシーン…見終えたあと親として自問自答。刺さった」、「高校時代の娘を見てるようで、あの頃を思い出してしまう…」、「自分の学生時代に観たかった映画。もっと素敵な学生時代になったのかもって思う。今観ても、泣ける。」と、かつて10代だった大人たちへも、その感動の声が広がり続けている。

本編映像

『青春ゲシュタルト崩壊』は2025年6月13日(金)より全国で公開
出演:佐藤新(IMP.)、渡邉美穂
 田辺桃子、新井美羽、水橋研二、濱田龍臣、藤本洸大
 戸田菜穂/瀬戸朝香
配給:NAKACHIKA PICTURES
©映画「青春ゲシュタルト崩壊」製作委員会