7月20日は人類が初めて別の天体に足を踏み入れた「月面着陸の日」。今回、「スター・ウォーズ」を象徴する惑星と共に名場面を紹介。
全世界を興奮と歓喜で満たし、社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンターテイメント「スター・ウォーズ」。映画やドラマ、アニメーション作品など、ジョージ・ルーカスが生んだ銀河は未だ広がり続けている。そんな「スター・ウォーズ」シリーズの全9エピソードはもちろん、その壮大なサーガから繋がる数々の物語を描くアニメーション作品やオリジナルドラマシリーズが、ディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)にて配信中。
7月20日は、人類が初めて別の天体に足を踏み入れた「月面着陸の日」。1969年7月20日、アポロ11号のニール・アームストロング船長によって成し遂げられた歴史的快挙は、今もなお“未知の世界に挑む意志”の象徴として語られている。はるか彼方の銀河系の物語を描く「スター・ウォーズ」シリーズでも、砂漠の惑星や氷の惑星、火山惑星など固有の特徴を持つ惑星や、日本の「高田馬場(たかだのばば)」が名前の由来となった惑星「タコダナ」など、様々な惑星が物語の舞台として登場し、そこに生きるキャラクターたちが様々なドラマを描いてきた。「月面着陸の日」にあわせて、「スター・ウォーズ」の世界に登場する象徴的な惑星たちと、そこに刻まれた名場面を振り返る。
※以下、作品のネタバレを含む。
“すべての始まりの地” -砂漠の惑星・タトゥイーン
シリーズ第1作『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』は、双子の太陽の軌道を公転する荒涼とした砂漠の惑星タトゥイーンから始まった。ハットのギャングたちに支配される無法の地であるタトゥイーンは、農作業をしながら“冒険への憧れ”を胸に育ったルーク・スカイウォーカーが壮大な冒険に踏み出す地であり、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』でアナキン・スカイウォーカーが奴隷として過酷な運命を背負い暮らしていた地でもある。
「新たなる希望」でルークが「もっと大きな世界があるはずだ」と空を見上げるシーンは、「スター・ウォーズ」の“冒険の原点”として語り継がれる名場面。その後も『マンダロリアン』や『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』など、数々の作品に登場するこの惑星は、「スター・ウォーズ」シリーズをもっとも象徴する惑星のひとつとなっている。
反乱軍の団結力と不屈の精神が描かれる―雪と氷の惑星・ホス
氷と雪に閉ざされた惑星ホスは、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲(エピソード5)』で帝国の追跡を逃れ反乱軍が一時的に本部を築いていた逃亡の地。ルークは偵察任務中に猛獣ワンパに襲われて拉致されるが、ハン・ソロが雪原を捜索して救出する。ルークを凍死させまいとトーントーンの腹を裂いてルークを中に入れるシーンは、ルークとソロの絆と勇気を象徴する印象的な場面だ。
また、ホスの戦いではレイア・オーガナの指揮のもと、帝国の巨大兵器AT-ATに果敢に挑む反乱軍の姿が描かれた。
寒冷地という極限状況でも団結し希望をつなぐ姿は、反乱軍の不屈の精神を体現しており、シリーズ屈指の名場面となっている。
愛と政治が交錯する美しい惑星―自然豊かな惑星・ナブー
水と緑にあふれた自然豊かな惑星ナブーは、パドメ・アミダラの故郷であり、ジェダイと通商連合の対立が火種となり共和国の政治腐敗と銀河戦争へとつながっていく起点となった地でもある。『スター・ウォーズ/クローンの攻撃(エピソード2)』では、アナキンとパドメがナブーで身を寄せ合い、後に悲劇を呼ぶ“禁断の恋”がはぐくまれていく。
物語のラスト、湖畔に建つ荘厳な別荘で、ふたりは秘密の結婚式を挙げる。この美しくも切ないシーンは、銀河の未来を左右する運命が動き出した瞬間として、ファンの記憶に刻まれる名シーンとなった。
オビワンとアナキンの師弟対決の地―火山惑星・ムスタファー
溶岩に包まれた火山惑星ムスタファーは、『スター・ウォーズ/シスの復讐(エピソード3)』で愛する妻パドメの命を守りたい一心でダークサイドに堕ちてしまったアナキンが、かつての師であるオビ=ワン・ケノービと死闘を繰り広げた運命の地。「弟だと思っていた!愛していた!」と悲痛に叫ぶオビ=ワンと、「あんたが憎い!」と憎しみをあらわにするアナキンの一騎打ちは、「スター・ウォーズ」史に刻まれる衝撃的な対決となった。
この壮絶な戦いを経てアナキンは全身に大火傷を負い、シスの暗黒卿ダース・ベイダーへと変貌を遂げる。
後にムスタファーはダース・ベイダーの城が築かれる“闇の象徴”として、再び物語の裏側で登場する。
名もなき英雄たちの戦いの地―熱帯惑星・スカリフ
美しい海と島々に囲まれた楽園のような熱帯惑星スカリフは、帝国軍がデス・スターの設計図を保管する最高機密の軍事施設が置かれた要塞だった。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で若き反乱軍工作員ジン・アーソとキャシアン・アンドーは、仲間のドロイド・K-2SOとともにスカリフに潜入し、命懸けの作戦で設計図を転送する。その結果、反乱軍は新兵器の弱点を見つけることができ、「新たなる希望」のルークによるデス・スター破壊へと繋がった。全員が命を落とすという衝撃的な結末はシリーズの中でも異色だが、「希望は受け継がれる」というテーマを体現する、重要な戦いの地となった。
「スター・ウォーズ」シリーズには、このほかにもレイア・オーガナの故郷であり銀河で最も平和的な惑星のひとつであったオルデランや、銀河共和国の首都であり、ジェダイ聖堂や元老院が置かれた政治と権力の中心地コルサント、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』でルークが隠遁生活を送っていた孤島のある惑星オク=トーなど、数々の象徴的な惑星が登場する。人類初の月面着陸から56年目となる7月20日に「スター・ウォーズ」の登場人物たちが刻んだ宇宙の物語をディズニープラスで楽しんではいかがだろうか。
『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』ディズニープラスにて見放題独占配信中
©2025 Lucasfilm Ltd.
『スター・ウォーズ/帝国の逆襲(エピソード5)』ディズニープラスにて見放題独占配信中
©2025 Lucasfilm Ltd.
『スター・ウォーズ/シスの復讐(エピソード3)』ディズニープラスにて見放題独占配信中
©2025 Lucasfilm Ltd.
『スター・ウォーズ/クローンの攻撃(エピソード2)』ディズニープラスにて見放題独占配信中
©2025 Lucasfilm Ltd.
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ディズニープラスにて見放題独占配信中
©2025 Lucasfilm Ltd.