漫画家・咲坂伊緒による大ヒット作品『ストロボ・エッジ』がWOWOWで初の連続ドラマ化されることが決定、主演を福本莉子と高橋恭平が務めることが発表された。
原作は、『アオハライド』『思い、思われ、ふり、ふられ』等のヒット作を世に送り出し、現在連載中の『ユメかウツツか』も話題を呼んでいる咲坂伊緒の同名作品。真っ直ぐで切ない初恋の気持ちを丁寧に描いた純愛ストーリーとして多くの人々の憧れと共感を集め、全10巻で驚異の累計発行部数800万部(※電子版を含む)を突破し、今なお絶大な人気を誇る咲坂伊緒の“青春三部作”のひとつである。2007年より「別冊マーガレット」で連載され、後に続く『アオハライド』『思い、思われ、ふり、ふられ』の原点とも言える作品だ。
そんな本作の初の連続ドラマ化にあたり、2023年~2024年にWOWOWで放送・配信され、大きな話題となった連続ドラマW-30「アオハライド Season1/Season2」(WOWOWオンデマンドで全話配信中)の制作陣が再び集結。主人公の2人を軸に、それぞれが片想いを胸に秘めながら揺れ動く高校生たちの青春群像劇を、あたたかさと蒼さを帯びた瑞々しいタッチで描き出していく。原作の再現性を追求しながら、誰もが通ってきた“あの頃”、“あのとき”、“あの時間”しか味わえなかった青春の淡く切ない感情や、“いま”、“このとき”、“この瞬間”、その一瞬のまぶしく胸に突き刺さる純粋でひたむきな初恋を、“史上最大級の映像美”で描き出す本作の世界観は、若年層はもちろん、連載当時に作品と出会った世代、さらにはその上の大人世代の心にも深く響くに違いない。
原作の名台詞や名場面はもちろんのこと、全10巻にわたる物語の魅力を余すことなく丁寧に描くため、Season1/Season2の2部作構成での放送・配信が決定。今後発表される、主人公・仁菜子と蓮を取り巻く登場人物のキャストにも注目だ。
ヒロイン・木下仁菜子を演じるのは福本莉子。2016年に第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞しデビュー。以降、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020)、『今夜、この世界から恋が消えても』(2022)などで主演を務め、透明感あふれるその存在から若手実力派俳優として飛躍を続け、注目を集めてきた。WOWOWオリジナルドラマへの出演は「連続ドラマW 華麗なる一族」(2021)以来約4年ぶりで、本作が初主演となる。
仁菜子の初恋の相手・一ノ瀬蓮を演じるのは高橋恭平。なにわ男子のメンバーとして人気を集める一方で、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(2023)で初主演を果たすなど、俳優としても活躍の場を広げ、着実にキャリアを重ねてきた。「マイホームヒーロー」(TBS系列/2023)、「御上先生」(TBS/2025)など話題作への出演が続く中、WOWOWドラマ初出演にして初主演に挑む。2人は本作が初共演となる。
併せて解禁された超特報映像では、次第に“好きが降り積もる”仁菜子と蓮の名場面を映し出している。仁菜子が蓮への淡い恋心を抱くきっかけになった電車内や、想いを伝えようと駆け寄るシーン、2人でひとつのイヤホンを分け合う姿など、原作の印象的な名シーン・名台詞がふんだんに盛り込まれている。誰もが一度は憧れたであろう青春の美しさや眩しさ、揺れ動く感情をひとつひとつ丁寧に描いた本作の映像美は、大人世代の心にも鮮やかに突き刺さるに違いない。
超特報映像
ストーリー
素直でおっとりした高校生・木下仁菜子(福本莉子)は、まだ恋という感情を知らずに日々を過ごしていた。そんなある日、帰りの電車で同級生の一ノ瀬蓮(高橋恭平)と出会い、しだいに蓮の秘めた優しさに惹かれていく。胸に何か刺さったみたいに苦しくなる仁菜子だったが、日に日に蓮への想いが積もりはじめ…。やがて、その想いがʻʼ恋ʻʼであることを自覚した仁菜子は、意を決して蓮に想いを伝えるが―。
福本莉子(木下仁菜子役)コメント
――出演が決定した際のお気持ち
学生の頃に愛読していた青春ど真ん中の『ストロボ・エッジ』に木下仁菜子として参加できるなんて夢にも思っていなかったので、嬉しさと同時にとても驚きました。咲坂先生の作品は2度目で、またご一緒出来ることがとても光栄でした。そして今回2部作で原作の魅力をたっぷり皆さんにお伝えできることが、WOWOWさんならではでとても贅沢だと思いました。
――撮影現場の雰囲気/高橋恭平さんと共演してみて
監督をはじめとしたスタッフ皆様が、丁寧に撮影を進めてくださるとても素敵なチームです。原作の名シーンや名台詞はそのままに日常の中に隠れている小さな輝きを見落とさないよう、1つ1つの感情を大切に演じさせていただきました。
高橋さんは、蓮くんとは対照的で明るくていつも現場を和ませてくれる、ユーモアのある優しい方だなと思います。
――視聴者の皆さま/原作ファンの皆さまへのメッセージ
連載当初から沢山の人に愛されている作品を、リスペクトを持ってキャスト・スタッフ一丸となってドラマ「ストロボ・エッジ」を作りました。
恋ってなんだろう?好きってなんだろう?一つ一つの感情の積み重ねを丁寧に描いた作品です。
目に見えない想いから風や匂いも映像を通してみなさんに体験して頂けると思います。
原点にして最高峰の本格青春ラブストーリー、放送を楽しみに待っていてください。
きっと幅広い世代の方々に楽しんで頂けると思います。是非、お楽しみに。
高橋恭平(一ノ瀬蓮役)コメント
――出演が決定した際のお気持ち
僕も元々知っていた「ストロボ・エッジ」というすごく人気のある作品の“一ノ瀬蓮”を演じさせていただく上で、自分とリンクする部分も多く、演じていてすごく楽しかったですし、率直に嬉しかったです。
――撮影現場の雰囲気/福本莉子さんと共演してみて
福本さんとは初共演だったんですけど、同じ関西出身ということもあってすごく心強かったですし、楽しく撮影することができました。それにすごい明るい方で、僕のボケにも同じくらいのテンション感でツッコんでくれるのはとてもありがたかったです。
――視聴者の皆さま/原作ファンの皆さまへのメッセージ
こんなにも人気のある原作を実写化するというのは、すごくプレッシャーがありましたし、一ノ瀬蓮という役を演じるにあたり、どういう風に演じれば良いんだろうと悩んだこともあったのですが、その時には改めて原作を読んで同じ動きや仕草を参考にして演じてみたりしていました。なので、「あ、ここの動き。原作と同じだ」というシーンも出てくると思うので、そういった部分も楽しみに見ていただけたら嬉しいです。
このドラマには「ストロボ・エッジ」ならではの青春が存分に詰め込まれています。
今の中高生や10代の方にすごい刺さる作品になっていると思いますし、大人世代の方には懐かしの青春時代を思い出していただけるような内容になっていると思いますので、ぜひこの作品をみなさんに見ていただきたいです。
咲坂伊緒(原作者)コメント
――『アオハライド』に続き、WOWOWでドラマ化が決定した際のお気持ち
完結から15年が経った作品をドラマにしていただけると聞いた時は、驚きが大きかったです。でも脚本の桑村さんや木村監督といった「アオハライド」を制作してくださったスタッフの皆さんがこの作品のために再集結されると聞き、それなら絶対素敵なドラマになる!と感じてこの作品もお任せする事にしました。素敵な主演のおふたりが仁菜子と蓮を引き受けてくださった事も嬉しかったです!
――原作ファンの皆さま、視聴者の皆さまへのメッセージ
撮影スタッフの皆さん、キャストの皆さんが「ストロボ・エッジ」と少女漫画の世界を映像に落とし込もうと創意工夫されている撮影現場を見て、感動と共に私も刺激を受けました!原作を好きでいてくださる皆さまにはもう一度新鮮な気持ちで仁菜子たちの物語を見届けていただけたら嬉しいです。そしてドラマをきっかけに「ストロボ・エッジ」を知る視聴者の皆さまにはぜひ漫画にも触れてみてください。木村監督の透明感のある映像が今からとても楽しみです。一緒にリアタイしましょう~!
連続ドラマW-30「ストロボ・エッジ Season1」はWOWOWプライム/WOWOオンデマンドで今秋放送・配信開始(全6話)
監督:木村真人、松田祐輔
出演:福本莉子、高橋恭平