主演:水上恒司×ヒロイン:山下美月『火喰鳥を、喰う』で北斗役を演じる宮舘涼太に共演者から絶賛の声が寄せられている。

物語はある日、久喜雄司(水上恒司)の元に、かつて戦死したはずの祖父の兄・貞市が書いたという謎の日記が届くところから始まる。“火喰鳥、喰いたい”という生への執着が記されたその日記を読んだ日を境に、雄司と妻の夕里子(山下美月)の周囲では、不可解な出来事が頻発するようになる。貞市の日記が引き起こす、存在しないはずの“過去”は少しずつ“現実”を侵食していき――。「死者の日記」から始まったのは、“事件”か、あるいは“怪異”か。原作同様、全く先読みのできない衝撃のミステリーホラーが誕生する。監督を務めるのは、『超高速!参勤交代』シリーズや、『空飛ぶタイヤ』(18)、『シャイロックの子供たち』(23)などを手がける本木克英。主演は本作が映画単独初主演作となる水上恒司。ヒロインを務めるのは山下美月。

物語は、信州で暮らす久喜雄司(水上)と夕里子(山下)の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届くところから始まる。日記の最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。その日以来、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘)を加え真相を探るが、その先に現れたのは驚愕の世界だった―。

これは怪異か、それとも罠か――?これまで観たことのないような先読み不能ミステリーが描かれる本作の中で、ひときわ強いインパクトを放つのが、宮舘涼太演じる超常現象専門家・北斗総一郎だ。怪異現象に造詣が深い北斗は、大学時代の後輩である夕里子からの依頼を受け、彼らが巻き込まれている不可解な“現象”の解明に乗り出していく。どこか怪しく危険な空気をまとう北斗の登場により、物語は誰もが予想だにしない展開を迎えていくことになるが、このキーマンとも言える役に抜擢されたのが、今回が映画単独初出演となる宮舘だ。本作のプロデューサー・横山和宏からも「宮舘さんの存在は際立っており、彼以外に北斗役は考えられません」と言わしめるほどの名演を披露している。

北斗総一郎として強烈な存在感を放っていたことがうかがえる宮舘だが、そんな宮舘との撮影について、北斗と真正面から対峙していく主人公・雄司を演じた水上は「僕演じる雄司が主演ではありますが、物語を動かしていくのは北斗なので、この作品は舘さん次第だと思って(撮影に)入りました」と回顧。実際に撮影を終え、「現場では、舘さんが本当に良いバランサーになってくれ、和ませてくれたので、楽しい現場になりました」と感謝しつつ「北斗の異物さは図々しさから来ると思うんですが、舘さんはまさに気遣いの人で、図々しさなんてものは全く感じられないので、北斗ならではの異物さを出されたのが、どれぐらいすごいことか」と絶賛した。

また、夫の雄司、旧知の仲である北斗の間で揺れるヒロイン・夕里子を演じた山下も「若いキャストの中では(宮舘さんが)最年長だったので、盛り上げてくださる部分もありつつ、現場を支えてくださいました。私が(演技の方向性で)迷っているときに“僕は監督に沢山聞いちゃっているから、(監督に)聞いていいと思うよ”と言ってくださったことがあって、とても(その一言が)支えになりました」と感謝の思いを明かしている。

怪異のきっかけとなる「死者の手帳」を雄司たちに渡す新聞記者役・与沢を演じた森田望智は「本当に(北斗は)キャラクターとして魅力的で、ずっと見ていたいなと思うくらい。宮舘さんが(北斗として)何かを言うと、真実にも嘘にも聞こえる瞬間があるというか。二面性をとても感じられて、キャラクターとしての魅力や面白さを、一緒にお芝居をしながら感じさせていただきました」と絶賛。夕里子の弟・亮を演じた豊田裕大も「宮舘さんが北斗を引き寄せているというくらい、(宮舘さんと役が)マッチしている感じがして。魅力が溢れている方だなと思いました。現場のムードメーカーとしてとても笑わせてくださいましたし、楽しかったです。またご一緒したいです」とリスペクトも交えながらコメントしている。

スタッフのみならずキャスト陣からも絶大な信頼が寄せられている宮舘。北斗総一郎という難役を見事に演じきり、役者・宮舘涼太の新たな魅力を爆発させている本作『火喰鳥を、喰う』は、10月3日(金)より全国公開。

『火喰鳥を、喰う』は2025年10月3日(金)より全国で公開
監督:本木克英
出演:水上恒司、山下美月、森田望智、吉澤健、豊田裕大、麻生祐未/宮舘涼太(Snow Man)
配給:KADOKAWA、ギャガ
©2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会