『劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険(パラレルアドベンチャー)』の本編映像が解禁された。
スマーフは、1958年にベルギーの漫画家ペヨ(ピエール・クリフォール)によって生み出されたキャラクター。青い肌に白い帽子とズボンがトレードマークの身長がリンゴ3つ分の小さなスマーフたちは、森の奥深くにある村でキノコのおうちにひっそりと暮らし、大好きなダンスをして日々を楽しく生きている。力持ちのヘフティ、賢いブレイニー、いつもイライラしているグラウチーなど、見た目は似ていても一人ひとりユニークな個性を持っていて、それぞれが唯一無二の存在だ。そんな世界中で半世紀以上にわたり愛されてきたスマーフの映画シリーズ累計世界興行収入は1,600億円超えとなっている。映画シリーズ最新作となる本作では、唯一個性がないことに悩むノーネーム、そして村で唯一の女の子・スマーフェットを筆頭にスマーフたちが時空を越える大冒険へと飛び出す姿が描かれる。クリス・ミラー監督がメガホンをとる。日本版吹替の声優陣には、ノーネーム役を宮野真守、スマーフェット役を早見沙織、そして邪悪な魔法使い兄弟、ラーザメルとガーガメルを山寺宏一が一人二役で務め、そのほかに茶風林、山路和弘、大塚芳忠なども名を連ねた。
今回、“僕にだけ何もない” 仲間たちの中でたった一人名前すらないスマーフの心情を宮野真守がせつなく歌う「なにもない僕」歌唱シーンの本編映像が解禁された。リンゴ3つ分の背丈の小さくて青いスマーフたち。みんな同じように見えるけど、実はそれぞれの性格や特技などの個性に合わせて、ひとりひとり名前が付けられている。みんなに大人気の“インフルエンサー”スマーフ、どこにでも溶け込む“カムフラージュ”スマーフ、どんな音でも出せる“音響効果”スマーフ、スケジュール管理が得意な“カレンダー”スマーフ、心配性の“びくびく”スマーフなど、キャラクターは十人十色。ところが、スマーフ全員が何かしらの個性を持っている中、たったひとり個性がないゆえに“名前すらない”スマーフがいた。それが“ノーネーム”(名無し)だ。
パパスマーフは「名前が無いのがお前の特技だよ」と優しく諭すが、ノーネームは「自分だけみんなと違うってキツい…」と納得できない様子。そんなノーネームがひとり自分の存在に悩む姿をつづった歌が「なにもない僕」だ。ノーネームの吹替を務めた宮野真守自らがこの楽曲の歌唱も担当し、切なくも優しい歌声で見事にノーネームの心のうちを表現している。「自分って何者だろう?」という悩みをテーマにした楽曲に、きっと誰しもが共感するはず。ノーネームの歌声を吹き替えるにあたり、宮野は「原音のジェームズ・コーデンさんの歌とお芝居が素晴らしいので、そのマインドやニュアンスも吹き替えで表現できたらと挑み、その上で日本語だからこそ見せられるものにも迫っていった」と、オリジナル版の歌を意識しつつ、そこに日本語の良さも加えられるよう心がけたという。
また、「ノーネームの悩みや想いをしっかり意識して“歌いすぎない”、でもちゃんと歌のテクニックは入れて、お芝居と歌の絶妙なバランスを目指した」と、ノーネームの心情を表現するにあたって歌い方にもこだわり、最後に「『自分は何者だろう?』というテーマの先に見つける大切なものを、ノーネームの冒険を通してみなさまにも受け取ってほしい」と、語った。ぜひ、宮野がこだわったこの歌唱シーンを最高の映画館環境でたっぷりと味わいつつ、ノーネームが最後に導き出した“答え”をぜひ劇場で受け取ってほしい。
また、本編ではこれとは他にもう1か所、大注目の歌唱シーンがある。それが「なにもない僕」に対するスマーフェットのアンサーソング「あなたはあなた」だ。こちらも同様、スマーフェットの吹替を務めた早見沙織が自ら歌唱した。オリジナル版ではリアーナが歌ったこの楽曲を早見沙織がどのように歌い上げたのか、また、ひとり悩むノーネームにスマーフェットはどのような答えを出すのか、こちらにも期待が高まるばかり。
本編映像
『劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険(パラレルアドベンチャー)』は2025年9月19日(金)より全国で公開
監督:クリス・ミラー
オリジナル版声優:ジェームズ・コーデン(ノーネーム)、リアーナ(スマーフェット)、ジョン・グッドマン(パパスマーフ)
日本語吹替版声優:宮野真守(ノーネーム)、早見沙織(スマーフェット)、山寺宏一(ガーガメル/ラーザメル)、茶風林(パパスマーフ)、山路和弘(ケン)、大塚芳忠(ロン)
配給:東和ピクチャーズ
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