
『フォールアウト』シーズン2のジャパンプレミアが12月11日(木)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、エラ・パーネル、カイル・マクラクラン、ジョナサン・ノーラン、野田クリスタル(マヂカルラブリー)が登壇した。
史上最高のゲームタイトルの一つを原作とした『フォールアウト』、それは持てる物などほとんど残されていない不毛な世界を舞台にした、持てる者と持たざる者の物語です。世界の終末から200年後、快適な地下施設に暮らしていたはずの居住者は、地上へと足を踏み入れることになるが、そこに待ち受けていたのは衝撃に満ちた世界、ウェイストランドだった。複雑奇妙で非常に暴力的な世界で物語が繰り広げられたシーズン1の壮大なフィナーレの余韻に浸りながら、シーズン2では視聴者をモハビ・ウェイストランドから終末後の活気あふれる都市ニューベガスへと誘う。
Primeブルーのカーペットが敷かれた劇場前の大階段でのフォトセッションに登場した3人。劇中に登場する実物大パワーアーマーと並んで、エラはスパンコールを散りばめたドレスに身をつつみ、カイルはネイビーのシックなスーツ、そしてジョナサンはグレーのスーツ姿で、3人とも笑顔でカメラの放列からのまばゆいフラッシュを浴びました。その後、作品の世界観を表現した“光の回廊”を通って来場したファンが待ち受けるステージに3人が登場し、ジャパン・プレミアの舞台挨拶がスタートした。今回のジャパン・プレミアは、ロサンゼルス、シドニー、ロンドン、サンパウロ、そして今週12月7日(日)[現地時間]にロサンゼルスで行われたUSプレミアを経てのワールドツアーのフィナーレを飾る。イベントにはコメディアン/ゲームクリエイターとしても活躍中のマヂカルラブリー・野田クリスタルが登場し、来日ゲストへ花束を贈呈し、「フォールアウト」愛を熱く語った。
いよいよ来週に迫ったシーズン2の配信開始への想いを聞かれた製作総指揮のジョナサン・ノーランは「ワクワクしています。自分がこのゲーム大好きなことから始まりました」と配信が待ちきれない様子。自身の役どころを聞かれると、主演のエラ・パーネルは「シーズン2を通じてルーシーはかなり変わっていきます。グールと過ごすことが多く、サバイブするためにいろんなことを学ばなければいけなかったんです」、共演のカイル・マクラクランは本作の見どころを「シーズン2の全てが見どころです。ネタバレにならないようにあまり言えませんが、何が起きるか見えてくるので楽しめると思います。(会場に)グールの格好をした人が目立つんですよね…ハンクの格好の人はあまりいないなと思っていたら、司会のサッシャさんがハンクのような服装をしてくださっているので、『あ、一人いた』と思いました(笑)」と語った。
ジョナサンは、今回のワールドツアーの終着地が東京になった理由について「10年間兄(クリストファー・ノーラン)と一緒に作品を手掛ける度に、東京に連れて行くと言われていたんですが、実現しませんでした。今回、世界で最高の街にいられることをうれしく思います」と語ると、会場からは笑いが起きた。エラは来日で楽しみにしていることを「お買い物に行きたいです。スーツケースひとつ分カラにしてきました」と語り、カイルは「私は何度も日本に来ていますが、東京は一度来ると何度も戻ってきたくなる街です。私は何度か来ているので大好きなレストランやお店もあります。前回行ったチームラボも行きたい場所リストに載っています」と、東京で楽しみにしている事を満面の笑みで語った。
続いて、コメディアン/ゲームクリエイターとしても活躍中のマヂカルラブリー野田クリスタルがグールのような衣装で登壇すると、会場にグールの格好をした人はいるがハンクがいないとカイルが嘆いていたことを受けて、「ハンクの服装をしてくればよかったです。失礼しました!」とカイルに謝罪。野田は「元々、フォールアウトが好きでよくやらせてもらっていました。これをどうやって実写化するんだろうと思っていたら、パワーアーマーの再現度がすごくて、ピップボーイが存在したことに感動しました。すごすぎました。個人的に感動したのが、スティムパックを腹に刺す時がほんとうに痛そうで、あれで傷が治るのかと思っていたけど、本当に治っていたのでうれしかったです」と熱く感想を語った。
ノーランは「素晴らしいキャストの素晴らしい演技、クリーチャーなど、楽しみながら作りました」と顔をほころばせながら語ると、野田がジョナサンに「私、実は非常に筋肉があります。筋肉もりもりでございます。…出演しても違和感がないのではないでしょうか?シーズン3があるのであればスケジュールを空けさせていただいてもよろしいでしょうか?」と出演をおねだり。キャスティングはエラが決めると話を振られたエラは、「100%絶対大丈夫」とまさかの快諾。ジョナサンからも「LAでお会いしましょう」とOKを貰った野田が大喜びで「パワーアーマーを着たいです。レイダーのボスになりたい!」とまさかの役柄まで指定をすると、ノーランは困り顔で「うーん…わかりました」と小声で応えした。最後にジョナサンが「見ていだけて光栄です。一生の夢がかなった瞬間です。カイルにとっては毎週金曜に来ているくらい慣れたことでしょうが、私にとっては特別です。ぜひ楽しんでください」と語り、会場を埋め尽くしたファンから万雷の拍手を受けて、舞台挨拶は終了した。
【提供写真、オフィシャルレポート】
『フォールアウト』シーズン2は12月17日(水)よりPrime Videoにて独占配信開始
© Amazon MGM Studios










