
作家・塩田武士による珠玉のミステリー小説を映画化――『存在のすべてを』に広瀬すずの出演が発表され、併せて超特報映像が解禁された。
原作は「罪の声」や「踊りつかれて」などで知られる社会派作家・塩田武士が描く珠玉のヒューマンミステリー。「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10にて第1位、2024年本屋大賞第3位を受賞するなど、各界から注目を集める話題作。主演は、第45回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した実力派俳優・西島秀俊。監督は、『64‐ロクヨン‐』(2016)、『ラーゲリより愛をこめて』(2021)など、数々の名作を手掛けてきた名匠・瀬々敬久が務める。
今回、未解決事件の被害者だった少年の同級生である若き画廊のオーナー・土屋里穂(つちやりほ)役として、日本映画界の第一線で活躍し続ける実力派女優・広瀬すずが出演することが発表された。過去4度の日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞、更に『三度目の殺人』(2017)での最優秀助演女優賞を受賞するなど、様々な役どころで高い支持を得ている。先日発表された第49回日本アカデミー賞でも優秀主演女優賞を受賞したことも記憶に新しい。映画界を牽引する存在である広瀬が演じる土屋里穂は、“二児同時誘拐事件”の被害者だった少年と高校生時代に特別なつながりがあった重要な役どころ。
併せて解禁された超特報映像は、横浜市で発生した前代未聞の“二児同時誘拐事件“から幕を開けます。男が薄暗い階段を駆け上がる緊迫感溢れるシーンから始まり、袋をかぶせられ連れ去られる男児の姿や、警察の捜査や報道が過熱する様子がスリリングに描かれる。サイレンや怒号が響く中、画面には「警察大失態」というセンセーショナルな新聞見出しが大きく映し出され、事件が社会に与えた衝撃と混乱の大きさを物語り、そして世間が騒然とする中、事件は未解決のまま時効を迎え、その謎は闇に葬られたまま時が流れた―。
そこから映像は一転し、壮大な自然の風景を背景に、事件を追い続ける記者・門田(西島)の鋭い視線や、張り詰めた表情が映し出され、30年越しに事件が動き出すことを示唆している。さらに終盤では、静かに燃え落ちる線香花火や誰かが手をそっと握り合う温かなカットに続き、手紙を見つめながら大粒の涙を流す土屋(広瀬)の姿が次々と畳みかけられる。私たちが目撃することになる“最も切ない記憶”とは何なのか。彼らがたどり着く真実が、単なる事件の解決にとどまらないことを強く予感させ、重厚なミステリーの奥深くに隠された心揺さぶる人間ドラマへの期待が最高潮に高まる仕上がりとなっている。
また、解禁されたソロカットでは、鋭い視線を投げかけ、事件への追求心を感じさせる門田と、まっすぐ前を見据えながらも、どこか憂いと儚さを帯びた表情を見せる土屋の姿が捉えられている。別々の場所にいながらも、2人の背後に広がるどこまでも続く空と水辺の風景が、誘拐事件から30年という歳月が紡ぎ出す深みを静かに表します。その視線の先に何を見つめるのか―。幾多の名作を彩ってきた2人の表現者の姿に、本編への期待がより一層高まるカットとなっている。
超特報映像
広瀬すず コメント
今回初めて参加した瀬々組は、監督が具体的な演出とともに熱量を共有してくださるので、とても肌馴染みが良く、演じる側としてすごく心地よかったです。また、主演の西島さんのお人柄に触れながらお芝居ができたこと、本当に嬉しく光栄な経験でした。西島さんはそれぞれの演者の距離感や立ち位置のバランス、ご自身の動きに対する相手の動きまで全部考えてくださっていて、客観的に構図を見る姿にとても感銘を受けました。
『存在のすべてを』は2027年2月5日(金)より全国で公開
監督:瀬々敬久
出演:西島秀俊、広瀬すず
配給:東映
©2027「存在のすべてを」製作委員会 ©塩田武士/朝日新聞出版









