『ハッピーエンドの選び方』第71回ヴェネチア国際映画祭(ヴェネチア・デイズ)で観客賞など各国の映画祭で喝采を浴びた『ハッピーエンドの選び方』(英題:THE FAREWELL PARTY)の公開が11月に決定し、ポスタービジュアルが公開された。

人は自分らしい最期を選ぶ自由はないのだろうか―。「人生の最期の選び方」というテーマながら、世界中の映画祭でたびたび笑いに包まれるほどユーモラスで感動的な作品として話題を呼んだ本作。ユーモアを忘れずに、仲間のために奮闘する主人公らの姿が前向きに生きることの大切さを教えてくれる。

今回公開されたポスタービジュアルでは、主人公ヨヘスケルが趣味の発明をしている姿が写されている。「自分の最期」というともすれば重くなりがちなテーマにも関わらず、澄み切った青空をバックにしており、本作のイメージにぴったりの軽快な印象。

エルサレムの老人ホームに暮らすヨヘスケルは、ユニークなアイディアでみんなの生活を少しだけ楽にするような発明が趣味。ある日、彼は望まぬ延命治療に苦しむ親友マックスから、発明で安らかに死なせてほしいと頼まれる。妻レバ―ナは猛反対するがお人よしのヨヘスケルは親友を助けたい一心で、自らスイッチを押して苦しまずに最期を迎える装置を発明する。同じホームの仲間たちの助けも借りて計画を準備し、数々の困難を乗り越え、彼は自らの意思で安らかに旅立つマックスを見送る。しかし、秘密だったはずのその発明の評判は瞬く間に広がり、彼らのもとに依頼が殺到してしまい!?そんななか、愛するレバーナに認知症の兆候があらわれ始めて・・・。残された時間と向き合って見えてくる、人とのつながり、人生の輝き。ヨヘスケルとレバーナの選択とは―?

本作の公開に先駆け、10月にはイスラエル映画界の新進気鋭監督、シャロン・マイモンとタル・グラニットが来日することが決定。監督は「私たちの作品が日本で公開されると聞いた時はあまりに嬉しくて本当にジャンプしてしまいました」と喜びを表現し、「シャロンの初監督作『A Matter of Size』(2009年)はイスラエルに相撲を持ち込み、太った人たちがスポーツを通じて如何に自分自身を受け入れていくかを描きました。日本の皆様にも、笑いながら、泣きながら、私たちのこの作品を愛して頂けたら幸いです」とコメント。

本作の全国共通鑑賞券は8月29日(土)より公開劇場にて販売予定。「大切な人に届けるミニメッセージカードセット(3部入り)」付き(1,500円(税込))。

映画『ハッピーエンドの選び方』は11月よりシネスイッチ銀座ほかにて順次公開!

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