本年度ゴールデン・グローブ賞で作品賞と主演男優賞にWノミネートされた話題作『ヴィンセントが教えてくれたこと』の公開を記念して24日(月)、都内にて”異例の”試写会が行われ、俳優の岩城滉一、女優の河北麻友子らが登壇した。

本作は気難し屋でちょい悪オヤジのヴィンセントと、両親の離婚で早く大人になってしまったオリバーとの”年の差”の友情を描いたヒューマンドラマ。主人公ヴィンセントがやんちゃで元気なジジイ=やんジーであることから、「どこまでもジジイおしゃれでやんちゃがイイ」をコンセプトにした雑誌【MADURO】とタイアップした、我こそはやんジー、また、やんジーに憧れる読者を対象にしたジジイだらけの試写会が開催された。

同誌が新創刊の際に巻頭グラビアを飾ったやんちゃジジイのお手本、岩城滉一がゲストで登場し、女優の河北麻友子がやんジーだらけの会場に花を添えた。同誌の編集長である岸田一郎と岩城が登壇すると、場内はわっという歓声があがった。

映画の感想について聞かれた岩城は「主演のビル・マーレイと同年代なんだけど、日本はこの作品のような年寄りの映画が少ないと思うからそこがいい。ビルの意地悪なジジィが変わっていく演技も凄く自然でかなり泣いてしまいました」と絶賛。河北も「頭が痛くなるくらい泣いちゃいました。最初は笑えて後半は泣ける。ビルはお酒も飲むし、煙草も吸うし、ギャンブルもするけどなぜか親近感がわくんです」と本作の印象を語った。

ヴィンセントが大人の遊びを教えていることについて、岩城は「子どもの時は、お酒やたばことやってみなってすすめられた。今の時代は何でもやる前からだめと言うことが多い。この作品ではビルがいろいろ教えるけど、最後は子どもが自ら考えて行動するのがよかった」とコメント。

いい女とはどんな女性?との質問に、岩城は「”自分にとっていい女”がいい女。みんなにとっていい女である必要はない」と男らしいコメントをし、河北は「今すごくいいこと言いましたね」とすかさずコメントした。また、岸田は「いい女になるには、経験豊富なやんちゃジジィと付き合うべき!色々教えてもらってその後に自分の好きな若くていい男と付き合えば良い」とやんちゃジジイの良さを熱く語った。

『ヴィンセントが教えてくれたこと』

『ヴィンセントが教えてくれたこと』

『ヴィンセントが教えてくれたこと』

映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 新宿ほか全国で公開!

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