『珍遊記』ティーザーポスター
1990年より週刊少年ジャンプにて連載され、シリーズ累計販売部数約400万部を記録した漫☆画太郎による伝説のギャグ漫画「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」が実写映画『珍遊記』として来年2月27日より全国で公開されることが決定した。

主演を努めるのは、『デスノート』のL、『デトロイト・メタル・シティ』のヨハネ・クラウザーII世など、一癖も二癖もあるキャラクターに果敢に挑戦し、演じきることで定評のある松山ケンイチ。本作では、坊主頭にパンツ一丁という山田太郎そのままの格好で、時にコミカルに、時にアクションを交えながら完全に振り切った演技を披露している。松山は「しばらくの間、僕を裸にしてくれる作品がなかったので受けさせていただきました。自分としては良く脱げたほうだと思います」とコメント。

本作でメガホンを取るのは、『地獄甲子園』や『魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE』、『激情版 エリートヤンキー三郎』など、映像化不可能といわれてきた漫画原作ものを数々手がけ、独特のコメディセンス溢れる演出で期待を裏切らない山口雄大。山口監督は「画太郎作品の中でも超難関の『珍遊記』だけは触るまいと思ってたんですが、DLEの紙谷プロデューサーにそそのかされて(笑)やることになってしまいました。松山くんとは以前に『ユメ十夜』で仕事していて、そのときから画太郎ファンなのは知っていましたし、長編作品でいつかまたガッツリやりたいと思っていたので、願いが叶ったというわけです」と語った。脚本を務めるのは、キングオブコント2011と2013で決勝に進出したお笑いトリオ・鬼ヶ島のリーダー兼小ボケ担当のおおかわらと、「銀魂゜」「おそ松さん」など話題のアニメ作品にも携わっている放送作家の松原秀。

また、原作者の漫☆画太郎先生は「史上最低の糞映画にしろって言ったのに、なんでこんなに面白くしたんだ バカヤローッ!!◯◯の巨人の監督に撮り直させろーーッ!!!」とコメントしている。

天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘は、偶然立ち寄った家のじじいとばばあに、天下の不良少年・山田太郎を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、嫌々ながら太郎を引き取り、何の因果か共に旅をすることに-。果たして彼らは無事に天竺まで辿り着くことが出来るのか(いや、出来ない!)?

映画『珍遊記』は2016年2月27日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!

監督:山口雄大
出演:松山ケンイチ
配給:東映

©漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会