『僕だけがいない街』ワンダーガイ(表紙)

人気漫画を実写映画化した『僕だけがいない街』に、原作者の三部けい先生が感動的なエンディングを演出する重要な部分に参加していることが明らかになった。

「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」に3年連続ノミネートされ、著名人や文化人、書店員からも傑作との呼び声が高い原作は、漫画、アニメ、映画とメディアミックス展開でも話題。映画版の原作漫画とは違う感動的なエンディングを演出するために、三部けい先生が自ら主人公が描いた漫画を描いていることが明らかとなった。

主人公・藤沼悟(藤原竜也)はピザ屋のアルバイトで生計を立てる29歳の売れない漫画家。アルバイト先で夢を追う愛梨(有村架純)と出会う。バイトの傍ら執筆した「戦え!ワンダーガイ」を編集部に作品を持ち込むが、編集者からは冷たくあしらわれてしまう。小学生時代からノートの片隅にヒーローの絵をかいては、漫画家を志していたが、現実は厳しく夢半ば、周囲に漫画家であることを明かさずにバイトを続けている。そして繰り返し巻き込まれるリバイバル、悟は自らが想像する漫画の中のヒーロー像とは異なるものの、現実世界でヒーローになることを誓う。

三部先生は、本作について「この映画の監督が平川雄一朗さんですし、制作前に話しているなかで信頼して任せて大丈夫だと思ったので、映画の製作陣にもアニメの制作陣にも好きに作って欲しい、“リバイバル”含め好きに解釈して下さいと伝えました。食事のシーンだったり自分が大事にしている部分がしっかり描かれていて、すごく嬉しかったです。出来に関しては全く心配していませんでした。」と語っている。なお、本作が上映中の劇場で販売中の劇場パンフレットでは、三部先生の書下しの「ワンダーガイ」が収められている。

『僕だけがいない街』 (1)

『僕だけがいない街』 (2)

『僕だけがいない街』 (3)

『僕だけがいない街』ポスター

映画『僕だけがいない街』は2016年3月19日(土)より全国で公開!

監督:平川雄一朗
出演:藤原竜也、有村架純、及川光博、杉本哲太、石田ゆり子
配給:ワーナー・ブラザース映画

©2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会