大ヒット青春小説を実写映画化した『ハルチカ』の公開日が来年3月4日に決定し、W主演の佐藤勝利と橋本環奈からコメントが届いた。

大ヒット青春小説「ハルチカ」シリーズ（著・初野晴）を、佐藤勝利（Sexy Zone）と橋本環奈をW主演に迎えて実写映画化した本作。幼なじみの強気なチカと弱虫ハルタが、吹奏楽を通して気持ちをつなげてゆく純愛ストーリーで、原作は累計56万部を超える大人気シリーズ。『箱入り息子の恋』（2013）で繊細かつ温かい人間ドラマが高い評価を得た市井昌秀監督がメガホンを取る。本作が映画初主演となる佐藤勝利は気が優しくちょっと頼りないけど頭脳明晰にしてホルン奏者というモテ系美男子高校生・ハルタを演じ、橋本環奈はハルタと幼なじみで少し気は強いがまっすぐで明るい、フルート初心者の女子高生・チカを演じる。2人ともホルンとフルートは今回初挑戦だが、クランクイン前から約4か月間に及ぶ猛練習を経て、劇中で見事な演奏を披露している。

今回、初挑戦となるフルートを一心に吹く橋本環奈の劇中＆メイキング写真が解禁された。吸い込まれそうな瞳でこちらをじっと見つめフルートを吹くメイキング写真と、橋本環奈演じるチカが所属する静岡県立清水北高吹奏楽部で懸命に練習をする劇中写真2点の計3点です。初主演を担った『セーラー服と機関銃 –卒業-』でのセーラー服姿から一転して、赤いリボンの着いたシャツを身にまとっている姿が写されている。

さらに、清水北高の生徒役キャストも一挙発表された。吹奏楽部復活のキーを握る、ある謎を抱えたクラリネット天才奏者・芹澤役にドラマ「5→9～私に恋したお坊さん～」で主演の石原さとみの妹役を演じて話題となった恒松祐里、祖父の死をきっかけに音楽から遠のくことになったティンパニ担当の檜山役に『ソロモンの偽証 前篇・事件／後篇・裁判』（2015）や『ちはやふる -上の句-／-下の句-』（2016）で鮮烈な存在感を示した清水尋也、トランペット担当の吹奏楽部部長・片桐役に『奇跡』（2011）『セーラー服と機関銃 –卒業-』（2016）に続き本作で橋本環奈と3度目の共演となる前田航基、野球部での故障をきっかけに吹奏楽部に入部したサックス担当の宮本役に『おおかみこどもの雨と雪』（2012）『トイレのピエタ』（2015）など多数の映画・ドラマに出演する平岡拓真、チカの誘いをきっかけに吹奏楽部に入部するチューバ担当の妙子役にミュージカル「赤毛のアン」で主演に抜擢された実力派女優の上白石萌歌、オーボエ担当で片桐部長の彼女・わかば役にはオーディションで抜擢された期待の若手の二階堂姫瑠が演じる。主演の2人と同じく、全員が担当楽器を長期に渡り猛練習してきており、10代の若き新鋭たちが見せるリアルな人間ドラマと清水北高吹奏楽部の演奏に期待が高まる。

また、今回W主演の佐藤勝利と橋本環奈からコメントが到着した。

ハルタ役・佐藤勝利（Sexy Zone） コメント

―ホルン初挑戦について
本作で初めてホルンに触れました。ホルンは世界一難しい金管楽器と聞いていたので、本当に吹けるのかすごく心配でしたが、最初の練習で早速音を出すことができた時はとても嬉しかったのを覚えています。ハルタはもともとホルンがとても得意な役で、そのハルタの音色を出すために頑張って練習しました。とても苦労しましたがやりがいがありましたし、音色も形も美しいのが個人的にとても気に入っています。そして何より、清水北高吹奏楽部として一つの音楽を奏で、一つの映画を作ることができることにとても感動しています。

チカ役・橋本環奈 コメント

―フルート初挑戦について
吹奏楽もフルートも、本作で初めて経験しました。最初はドレミ･･･から劇中に出てくるオリジナル曲などを練習しましたが、まず音を出すことに苦労しました。私自身負けず嫌いなので、やっているうちに「もっともっと上手くなりたい」という思いが強くなり、とにかく一生懸命練習しました。吹奏楽部の演奏シーンでは、1人1人の練習の積み重ねと努力を皆で共有できたことが感慨深く、素晴らしいひと時を過ごすことができたと思います。この作品のおかげでフルートに出会い、先生のご指導のもと、ますます大好きになり魅了されていきました。これから長く続けていける楽器に出会え、私にとって大きな財産となりました。

本作は、約1か月間の撮影を終え5月にクランクアップを迎え、現在ポストプロダクションの真っ最中。甘く切ない“吹キュン純愛ムービー”に、2017年3月4日（土）の公開が待ち遠しい。