橋本環奈、常松祐里、小出恵介

『ハルチカ』の完成披露試写会が2月1日(水)にTOHOシネマズ新宿で行われ、佐藤勝利(Sexy Zone)、橋本環奈、恒松祐里、清水尋也、前田航基、小出恵介、市井昌秀監督が登壇し、サプライズで橋本環奈のバースデーが祝われるなど大盛況となった。

W主演の佐藤と橋本が登壇すると、待ちわびたファンからは大きな声援が飛び交うなど興奮気味の会場。今回映画初主演を務めた佐藤は「すごく思い入れの深い映画に仕上がっています」と挨拶し、完成した映画を見たときは「どうお芝居が映っているのか、第三者的な目線で見ました。キュンキュンするシーンがたくさんあって、“吹キュン”って言ってます」とおすすめポイントをアピール。橋本は「みんなが楽器を練習していたので、その大変さも見る人に伝わったらいいな」と猛練習した楽器の成果に自信を見せた。

本作で初めてホルンに触れたという佐藤だが「最初のレッスンから音が出ちゃいました」と笑顔を見せ「世界一難しい楽器としてギネスに出てるんですが、吹けちゃった」と明かすと、前田が「世界を取っちゃったと」と茶化す場面もあった。それに対してフルートを演奏する橋本は、ほかのキャストよりも遅れて練習を始めたといい「勝利君が音を出せて一曲吹けるくらいと言われていたのでプレッシャーがすごかったです」と振り返った。また、恒松も「天才クラリネット奏者の役だったので、見た目がプロに見えるように鏡の前で練習した。授業中に筆箱をクラリネット代わりにした」と常に意識していたと言い、小学生のころドラムの経験がある清水は劇中で演奏したパーカッションについて「動きが一番よく見える楽器なので、経験者っぽく見せるのは苦労しました」と同じく苦労した様子。

ヘタレキャラのハルタを演じる佐藤だが、実際の性格は「正反対」だといい「自分の中にある弱々しい部分や、ヘタレば部分が自然に出てきたらいいなと、足すんじゃなくて削りながら役作りをしました」と振り返った。橋本は佐藤とは逆に「チカは負けず嫌いで、私と似ている部分もある」と明かし、やはり楽器がポイントとなったようで「撮影がないときも「フルートをいろんなところに持ち運んでいました。フルートを練習することでチカに近づいてきました」と明かした。

ここで、2月3日に18歳の誕生日を迎える橋本に、サプライズでバースデーケーキが用意され、さらに佐藤が劇中で演奏したホルンを携え、ピアノの伴奏に合わせてほかの登壇者の合唱とともにバースデーソングを生披露した。祝われた橋本は「間近で聞けて、ハッピーバースデーも吹けるんだ」と感無量の様子。さらに「素敵な18歳を迎えることができます」と笑顔を見せると、佐藤は「誕生日が近いのも偶然だし、来てくださった人とハッピーバースデーを歌えるのも、1000年に一度のいい日になったんじゃないかな」とメッセージを送った。

最後に佐藤は「吹奏楽と青春が描かれており、“吹キュン”のシーンもたくさんあります。初めての主演をさせていただいて思い出の深い映画です。初めての映画は一回しかないので目に焼き付けていただければ」とアピールし、橋本は「異なる楽器や音色が混ざり合って奏でる吹奏楽と青春は似ているんじゃないかと思います。リアルな青春模様がしっかりと詰まっている映画です」と本作をアピールした。

初野晴による大ヒット青春小説を佐藤勝利(Sexy Zone)と橋本環奈のW主演で実写映画化した本作。幼なじみの強気なチカと弱虫ハルタが、吹奏楽を通して気持ちをつなげてゆく純愛ストーリー。本作が映画初主演となる佐藤勝利はちょっと頼りないけど気が優しいホルン奏者という美男子・ハルタ、橋本環奈はハルタと幼なじみで少し気は強いがまっすぐで明るいフルート初心者の女子高生・チカを演じる。2人ともホルンとフルートは初挑戦だが、約4か月間の猛練習を経て見事な演奏を披露している。

橋本環奈

常松祐里


映画『ハルチカ』は2017年3月4日(土)より全国で公開!
監督:市井昌秀
原作:初野晴「ハルチカ」シリーズ(角川文庫)
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、橋本環奈/恒松祐里、清水尋也、前田航基、平岡拓真、上白石萌歌、二階堂姫瑠
配給:KADOKAWA
©2017「ハルチカ」製作委員会