小出恵介

小出恵介

大ヒット青春小説を実写映画化した『ハルチカ』のティザービジュアルと特報映像が解禁され、小出恵介の出演が発表された。

大ヒット青春小説「ハルチカ」シリーズ(初野晴著)を佐藤勝利(Sexy Zone)と橋本環奈のW主演で実写映画化した本作。幼なじみの強気なチカと弱虫ハルタが、吹奏楽を通して気持ちをつなげてゆく純愛ストーリー。『箱入り息子の恋』(2013)の市井昌秀監督がメガホンを取る。本作が映画初主演となる佐藤勝利は気が優しくちょっと頼りないけど頭脳明晰にしてホルン奏者というモテ系美男子高校生・ハルタ、橋本環奈はハルタと幼なじみで少し気は強いがまっすぐで明るいフルート初心者の女子高生・チカを演じる。2人ともホルンとフルートは初挑戦だが、クランクイン前から約4か月間に及ぶ猛練習を経て、劇中で見事な演奏を披露している。

今回、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。劇場用ティザービジュアルでは、楽譜が散りばめられた校庭の芝生の上で、イヤホンを片耳ずつはめて仲良く音楽を聴きながら見つめ合うハルタとチカの爽やかな姿が写されている。公式サイトで公開された特報映像では、弱気で泣き虫のハルタと、気が強くて負けず嫌いなチカという、性格が正反対の幼なじみ二人が成長していく姿を映しだす。みんなに追いつきたくてひたむきにフルートを練習するチカ、それを後ろからそっと見守るハルタ、キス寸前まで顔が近づくバス車内の窓ドン、ふと見つめ合う二人、号泣するチカを優しく抱きしめるハルタ―。お互いが直面する試練を乗り越えていく中で、勇気を出してチカの力になろうとするハルタと、いつしか頼りなかったはずのハルタを頼もしく感じるチカの “トクベツ”な存在としてお互いを意識する気持ちが映像の中で重なり合う二人の声と一緒になって伝わってくる。
 『ハルチカ』公式サイト

さらに追加キャストとして小出恵介が出演することが決定した。小出が演じるのは、かつて将来を嘱望された指揮者という過去をもちながら、ハルタとチカが通う清水北高校に音楽教師として赴任し、吹奏楽部の顧問となる草壁信二郎。ハルタとチカが吹奏楽部を立て直すのを影で応援し、コンクール出場へと導いていく、物語の中でとても重要な役割を果たす役どころ。吹奏楽部生徒に負けず、小出も今回プロの指導のもと指揮の特訓をしており、その成果が伝わる凛とした表情を見せコンクールでタクトを振る姿も公開された。

また、原作者の初野晴と市井昌秀監督からコメントが届いている。

初野晴(原作者)コメント

高校生を題材にした小説を書くとき、ノスタルジーと成長以外の何があるのかを意識して書きます。それを踏まえたうえで、市井監督との初顔合わせのとき、「ハルタとチカと草壁先生が出ていれば何をやってもいいです。その代わり原作者と原作のファンに映画の尺に合った完全新作を見せてください」とお願いしました。劇場版では原作になかったチカの挫折とリカバーが描かれます。そのリカバーに映画ならではの面白さが詰まっています。監督の作家性が色濃く出ているシーンも多々あり、スクリーンに登場する高校生たちは地面から数ミリ浮遊して生きていました。完全新作のハルチカ、ご期待ください。

市井昌秀(脚本・監督)

原作がもつ数ある魅力的な要素から、<心に痛みを持つ人たちがそれぞれの居場所を取り戻す>という要素に焦点を当てることで登場人物を丁寧に描き、吹奏楽のもつ意味を重ねながら、オリジナルストーリーとして生まれ変わらせました。もう一つの「ハルチカ」が一人でも多くの皆様の心に届くことを切に願っております。

ティザービジュアル

ティザービジュアル

映画『ハルチカ』は2017年3月4日(土)より全国で公開!
原作:「ハルチカ」シリーズ 初野晴(角川文庫)
監督:市井昌秀
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、橋本環奈/恒松祐里、清水尋也、前田航基、平岡拓真、上白石萌歌、二階堂姫瑠
配給:KADOKAWA
©2017「ハルチカ」製作委員会