台湾映画界の俊英トム・リン監督が亡き最愛の妻に捧げる珠玉のロードムービー『百日告別』が2017年2月25日(土)より公開されることが決定した。

本作は、台湾、そして沖縄を舞台に、愛する人との忘れられない記憶を辿る、喪失と再生の物語。第28回東京国際映画祭でもチケットが即時完売した話題作。監督は『九月に降る風』が大ヒットし、台湾新世代の有望監督となったトム・リン。2012年に愛する妻を亡くしたトム監督だが、「映画を作り続けて・・・」との亡き妻の願いを受け、自らの思いを込めて撮り上げた。

主演のカリーナ・ラムは、本作が結婚・育児休業後のカムバック作品となった。台湾映画には『シルク』(2006)以来の出演となるが、本作で第52回金馬奨主演女優賞を受賞した。もうひとりの主演は、台湾のスーパーバンド「Mayday」のギタリストであるSTONE(石頭)ことシー・チンハン。2017年2月武道館コンサートも決まっており、日本ではGLAYやflumpoolとの
コラボレーションでも知られる。

全編に流れるピアノ曲は、ショパンのエチュード op.25 No.1「エオリアン・ハープ」と、台湾の人気バンド「ソーダグリーン」のアコンによるオリジナル楽曲。ラストシーンで流れる曲はシンプルなメロディで、深く心に残る。大切な人を亡くし、自身の存在理由も見失った深く長い喪失の時間を体験したトム・リン監督。亡き妻の願いを叶え、映画を作ろうという勇気とともに自らの百日に別れを告げた、珠玉の傑作だ。

交通事故に巻き込まれ、シンミン(カリーナ・ラム)は結婚間近の婚約者を、ユーウェイ(シー・チンハン)は妊娠中のピアノ教師の妻を失った。その事実を受け止められないふたりを置き去りに、周囲の時間は流れてゆく。癒えぬ悲しみを背負いながら初七日、四十九日、百カ日と不慣れな法事をこなしてゆくふたり。しっとりとした台湾の街や自然、沖縄の豊かな海、家族、教え子、教師、さまざまな出会いの中、先だった者たちが残したものの存在の大きさに気づいてゆく。愛する人との忘れられない記憶を辿りながら、ふたりが最後に見つけたものとは―。

映画『百日告別』は2017年2月25日(土)よりユーロスペースほかで公開!
監督:トム・リン(林書宇)
出演:カリーナ・ラム(林嘉欣)、シー・チンハン(石錦航)、チャン・シューハオ(張書豪)、リー・チエンナ(李千娜)、ツァイ・ガンユエン(蔡亘晏)
特別出演:アリス・クー(柯佳嬿)、マー・ジーシアン(馬志翔)
配給:パンドラ
2015年/台湾/96分
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