2010年に起きた海底油田爆発事故を映画化した『バーニング・オーシャン』の“徹底したリアリティの追及”が垣間見える特別メイキング映像が解禁された。

爆発から流出停止までの約3か月にわたって全世界が注視した[メキシコ湾原油流出事故]を描く本作。メキシコ湾沖の石油掘削施設が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発を起こし、施設だけでなく海上一面が火の海と化したがこの事故は、世界最大級の“人災“でもあった―。監督はリアルなアクション描写に定評のあるピーター・バーグ。主演はマーク・ウォールバーグ、共演にカート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソンが名を連ねる。

今回解禁されたメイキング映像では、事故を誠実に再現するため情熱を注いだ作り手たちの想いが明かされる。ピーター・バーグ監督は「このような(実話を基にした)映画の場合、できるだけ史実に忠実にやりたいと思うものだ。これは全く異国のような世界だ。石油掘削リグが実際にどのように運営されているのか知らなかった」と振り返る。製作のロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが「石油掘削リグの入門編みたいなものを学んだ。石油のコンサルタントに仕組みを教わった」とリアリティの追及にかける思いを明かす。

さらに現場作業員を演じたディラン・オブライエンは「僕らの日常がどんな感じで、何をしていたのか、彼らは手引きしてくれた」と語る。スタッフ、キャストに共通していたのは、掘削リグに取り残された126人と、尊い命を奪われた作業員たちへの敬意。テクニカル・アドバイザーのクリス・デントンは「これをどうやり、どう行動し、どう持ち上げていたか…亡くなった人たちや遺族のためにも正しくやらなければいけないことは皆理解していた」と細心の注意を払ったと明かす。「掘削リグ上が130 ℃で、監督に機会あるごとに『吹き飛ばされようと構わない』(と伝えた)。それによって向上できるし、正しく表現するために必要なことなら何でもしたいから」と身体を張って炎に包まれる演技に挑んだ主演のマーク・ウォールバーグが語っている。

映画『バーニング・オーシャン』は2017年4月21日(金)より全国で公開!
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソン
配給:KADOKAWA
2016年/アメリカ/107分
Photo credit David Lee
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