『光をくれた人』のトークイベントが4月19日(水)に都内で行われ、女優の佐々木希が登壇した。

先日、アンジャッシュ渡部健との結婚を発表した佐々木希が登壇。まだ挙式の予定も決まっておらず、指輪ももらっていないという佐々木は、普段観る映画のジャンルや、本作の見どころ、さらに本作にちなみ人生に“光をくれた”存在などを語った。

結婚発表後、初の公の場となった佐々木は「ちょっとドキドキしています」と笑顔で挨拶。普段からラブストーリーの映画を観るという佐々木は「涙が止まらず最後まで号泣でした」と本作の感想を語り、劇中でアリシア・ヴィキャンデル演じるイザベルの夫・トム(マイケル・ファスベンダー)について「すごく素敵な男性だと思いました」とコメント。さらに、切なく、泣くシーンも多いという佐々木だが「髭を剃るシーンはキュンキュンしました。見ていて幸せな気持ちになりました」と照れ笑いを見せた。

また、劇中に登場する“手紙を書くシーン”について「どの時代でも紙に文字を書いて手紙にするというのはいいですね。私も手紙を書くのは好きなほう」と明かし「携帯も使ってメールもしますけど、文字にするほうが気持ちとか思いが伝わる」と語った。そんな憧れの夫婦像に近い劇中でのトムとイザベルだが、佐々木にとっての理想の夫婦像は「どんなことがあっても味方というのがとても理想です」と明かし「きちんと毎日コミュニケーションを図るということが大事だと思います。良いことも悪いことも乗り越えていけるような夫婦になりたいと思います」と決意を語った。

普段はラブストーリーやコメディ、シリアスな作品まで「その日の気分で決めて観ています」と日ごろから夫婦で映画を観ていることを明かした佐々木。本作のタイトルにちなみ“光をくれた存在”について聞かれると「愛犬です」と答え、予想外の回答に会場から笑いが起きると「9年間一緒にいるので大変な時に支えになってくれた。勇気づけられました。犬でした、すいません(笑)」とその理由を明かした。

本作では、アリシア演じるイザベルの「目力がすごい。画面から目が離せずにいました」と演技を大絶賛した佐々木。どんな人に見てもらいたいかについて「一番大事な方と一緒に観ていただきたいです。パートナーだったり、親友、親。より周りの人を大事にしようと思うと思います。私もこの映画を観て、周りにいる方々をさらに大事にしていかなければと思いましたし、周りの人が愛おしく思える映画でした」と語った。最後に佐々木は改めて「身近な方と一緒にこの映画を観て、愛を確かめ合ってほしいと思います。最後まで泣ける話ですのでティッシュはたくさん用意したほうがいいと思います」と笑顔で本作をアピールした。

「電車の中やカフェでは読んではいけない、なぜなら人目もはばからず泣いてしまうから―」多くの人を感動させたM・L・ステッドマンによる世界的ベストセラーを原作に、マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが共演。赤ん坊の実の母親役にレイチェル・ワイズと豪華キャストが勢ぞろい。オーストラリア西部の孤島で暮らす灯台守のトムとその妻イザベルは強い絆で結ばれていたが、イザベルは2度の流産に傷ついていた。そんな中、女の子の赤ん坊が乗った謎のボートが流れ着く。4年後、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた夫婦は、娘の生みの親と偶然出遇う。娘の本当の幸せは?夫婦の愛の行方は?苦悩の果てに二人が選んだ道とは―。


映画『光をくれた人』は2017年5月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国で公開!
監督:デレク・シアンフランス
原作:M・L・ステッドマン「海を照らす光」(古屋美登里訳/早川書房)
出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ
配給:ファントム・フィルム
2016年/アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド/133分
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