狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する『花戦さ』のメイキング映像が解禁された

野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という「狂言」「歌舞伎」「日本映画界」のトップが競演する痛快エンターテインメントである本作。信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持つ千利休とも親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。戦国時代、時の天下人である秀吉に専好が単身立ち向かう姿を痛快に描く。主演の野村萬斎が池坊専好を演じるほか、山内圭哉、和田正人、吉田栄作、竹下景子らが出演する。

今回、豪華キャストが顔を揃えて演技合戦を繰り広げたシーンのメイキング映像が解禁された。織田信長(中井貴一)に所望され、池坊専好(野村萬斎)が自らの花を披露するシーン。映像では、撮影現場に入る市川猿之助、佐藤浩市、中井貴一、佐々木蔵之介の姿が映し出される。巨大な松のいけばな「大砂物・昇り龍の松」を吟味する信長に対峙する専好。庭先には豊臣秀吉(市川猿之助)、千利休(佐藤浩市)、前田利家(佐々木蔵之介)が控えている。

東映京都撮影所に組まれた岐阜城の大広間のセットに集まった名優たちの共演。それはジャンルを越えて表現者たちがぶつかり合う、熱量のすさまじい演技が繰り広げられるものだった。「何故、このような松を?」という信長の問いかけに、天真爛漫に「て、て、天に向かって、その、グワワワーっと・・・」と答える専好を演じる萬斎は、セリフを“シャドーアクティング”と称して練習し、待ち時間には弟弟子・専武役の和田正人と「おしょうがツー」とおどける姿も見せる。全てが終わったあと、中井貴一はこの日の撮影を振り返って「まるで“異種格闘技戦”の様相を呈していたなあ」とつぶやいた。

映画 『花戦さ』は2017年6月3日(土)より全国で公開!
監督:篠原哲雄
原作:鬼塚忠「花戦さ」(角川文庫刊)
出演:野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、高橋克実、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、竹下景子
配給:東映
©2017「花戦さ」製作委員会