戦争が終わらない国が舞台の壮大な愛の物語『On The Milky Road(原題)』が『オン・ザ・ミルキー・ロード』の邦題で9月に全国で公開されることが決定した。

本作は、戦争が終わらない国を舞台にしたミルク運びの男と美しい花嫁の壮大な愛の逃避行。戦争の悲しさ・おろかさを描きながらも、情熱的な恋、狂騒のダンス、温かいユーモアが繰り広げられる、世界三大映画祭を制したエミール・クストリッツァ監督のエッセンスが詰め込まれた到達点ともいえる作品。ヒロインには全世界で大ヒットを記録した『007 スペクター』(2015)でボンドガールに抜擢された“イタリアの宝石”モニカ・ベルッチを迎えた。エミール・クストリッツァ監督が率いる世界中でカリスマ的な人気を集めるバンド“ノー・スモーキング・オーケストラ”のメンバーで、監督の実子でもあるストリボール・クストリッツアが手がける強烈なバルカン・ミュージックが全編を彩る点も注目だ。

本作は、2016年のベネチア国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映された際に、12分ものスタンディングオベーションが起き、「面白く感動的で、マジカルな寓話」(Screen Daily)、「魔法とリアリズムと悲劇が散りばめられた、陽気なパーティのような物語」(The Gurdian)と海外の有力サイトでも高い評価を得ている。

舞台は、戦時中のとある国。主人公コスタ(エミール・クストリッツァ)は、毎日ロバに乗って銃弾をかわしながら前線の兵士たちにミルクを届けている。コスタは村の人々に慕われ、戦争が終わったら穏やかな将来が待っているように思われたが、ある日、村で一番の英雄・ジャガ(プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ)の花嫁になるために現れた謎の美女(モニカ・ベルッチ)と出会い、激しい恋におちる。その女性のある過去によって、村は襲われてしまい、2人の逃避行が始まる―。

映画『オン・ザ・ミルキー・ロード』は2017年9月にTOHOシネマズシャンテほか全国で公開!
監督・脚本:エミール・クストリッツァ 
出演:モニカ・ベルッチ、エミール・クストリッツァ、プレドラグ・“ミキ”・マノイロヴィッチ、スロボダ・ミチャロヴィッチ
配給:ファントム・フィルム
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