実在した医師と修道女との絆を描いた感動作『夜明けの祈り』のポスタービジュアルと予告編が解禁された。

本作は『ココ・アヴァン・シャネル』『ボヴァリー夫人とパン屋』で世界中の観客を魅了したアンヌ・フォンテーヌ監督の最新作。1945年、第二次世界大戦が終結したこの年に、ポーランドの修道院で起きた悲劇的な事件によって、心身共に傷ついた修道女を救うために尽力した医師マドレーヌ・ポーリアックの知られざる史実を映画化した本作。凛々しい魅力に溢れたマチルドを演じるのは、類いまれな美貌と実力を兼ね備えた、若きスター女優ルー・ドゥ・ラージュ。神の意のままに生きようとする修道院長をアガタ・クレシャ、マチルドと固い友情で結ばれていくシスター・マリア役をアガタ・ブゼクが務める。なお、本作は6月22日(木)から開催されるフランス映画祭にて上映され、アンヌ・フォンテーヌ監督、ルー・ド・ラージュの来日が決定している。

今回解禁された予告編は、「ソ連兵がここに侵入してきたの」というシスターの衝撃の告白から始まる。修道院での静謐な暮らしを侵し、清廉なシスターたちを襲った悲劇を前に、赤十字の医療活動でポーランドに赴任していた医師マチルドは彼女たちに寄り添うことを決意。
スキャンダルの露呈と修道院の閉鎖を恐れ、助産師を呼ぶこともできない状況下、診察も拒否するシスターたちを前に「危険を冒して来てる」「診察中だけ神様を脇に置けないの?」とマチルドは強い瞳で語りかける。危険を顧みず無償の人道支援に身を投じたマチルドが、やがてシスターたちの希望の光となっていく姿は、観る者すべての心を揺さぶるに違いない。併せて、シスターたちから祝福を受けるマチルドを捉えた印象的なポスタービジュアルも解禁となった。

1945年12月のポーランド。赤十字で医療活動を行う若きフランス人女医マチルドのもとに、悲痛な面持ちで助けを求めるシスターがやってくる。修道院を訪れたマチルドが目の当たりにしたのは、ソ連兵の蛮行によって身ごもり、信仰と現実の狭間で苦しむ7人の修道女だった。そこにある命を救う使命感に駆られたマチルドは、幾多の困難に直面しながらも激務の合間を縫って修道院に通い、孤立した彼女たちの唯一の希望となっていく―。

映画『夜明けの祈り』は2017年8月5日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開!
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:ルー・ドゥ・ラージュ、アガタ・ブゼク、アガタ・クレシャ
配給:ロングライド
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