25日(日)に幕を閉じた「フランス映画祭2017」の“エールフランス観客賞”が発表され、『夜明けの祈り』が受賞した。

日本でいち早くフランス映画の新作を観ることが出来る機会となるフランス映画祭。第25回目の今年は、フランスの国民的女優カトリーヌ・ドヌーヴが「フランス映画祭2017 団長」に就任し、主演作『ルージュの手紙』を引っ提げて来日。さらに昨年本映画祭の団長を務めたイザベル・ユペールがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた主演作『エル ELLE』で来日したほか、バラエティ豊かなフランス映画が連日上映された。

今回、フランス映画祭2017の観客賞が発表された。新作映画11本の中から豪華プレゼントの当たるエールフランス観客賞に選ばれたのは『夜明けの祈り』。このエールフランス観客賞は、お客様の声をもっと聞きたいという理由から2016年から始まった企画で、観客賞受賞作品に投票したお客様の中から、抽選で東京-パリ往復ペア航空券(エコノミークラス)がプレゼントされるということもあり、多くの投票が集まった。

『夜明けの祈り』は『ココ・アヴァン・シャネル』『ボヴァリー夫人とパン屋』で世界中の観客を魅了したアンヌ・フォンテーヌ監督の最新作。1945年、第二次世界大戦が終結したこの年に、ポーランドの修道院で起きた悲劇的な事件によって、心身共に傷ついた修道女を救うために尽力した医師マドレーヌ・ポーリアックの知られざる史実を映画化した本作。凛々しい魅力に溢れたマチルドを演じるのは、類いまれな美貌と実力を兼ね備えた、若きスター女優ルー・ドゥ・ラージュ。神の意のままに生きようとする修道院長をアガタ・クレシャ、マチルドと固い友情で結ばれていくシスター・マリア役をアガタ・ブゼクが務める。

映画『夜明けの祈り』は2017年8月5日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開!
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:ルー・ドゥ・ラージュ、アガタ・ブゼク、アガタ・クレシャ
配給:ロングライド
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