ディーン・フジオカ

『結婚』の公開を前に6月13日(火)に大阪・なんばパークスシネマにて舞台挨拶が行われ、主演のディーン・フジオカと西谷真一監督が登壇した。

満席の会場を埋め尽くしたファンが待つ劇場に登場したディーンが「皆さん、大阪に帰ってきました」と挨拶すると、観客からは「おかえりー!」という熱気あふれる返事が返ってくるなど初めから大きな盛り上がりと見せた今回の舞台挨拶。今回3度目のタッグとなるディーンと西谷監督だが、本作では「撮影は2週間しかなくハードスケジュール」と振り返ったディーン。さらにこれまでのディーンのイメージを覆す“結婚詐欺師”という役どころについては「最初は『犯罪者かー(笑)』でした。もともと(西谷)監督と映画をやりたいという気持ちはありました。今回は“犯罪者か・・・”と思いながらも『ぜひやりましょう!』とお返事しました」と西谷監督との再会を楽しみにしていた様子。短い撮影期間についても「わずか2週間でも、古海として生きていた密度の高い日々が過ごせました」とその濃密さならではの充実した日々だったことを明かした。

今回の撮影では「すごくライブ感がありました」と語るディーンは「その場で思いついたことを取り入れていたのですが、それがいい結果に繋がったな、と思います。難しかったのはピアノを弾くシーンですね。ピアノは本当に弾いてます。音を採ってから演技をかぶせるのが普通なんですが、弾きながらセリフのやりとりをするという、まるでミュージカルのようなシーンでした」と苦労したことを明かした。

最後に西谷監督は「ディーンさんは、今後もさらにスケールの大きい役者に成長されると思います。男もころっといく色気を持っていらっしゃる。みなさん、その魅力を存分に堪能してください」とディーンの魅力を語りつつ「1度目は、まっさらな気持ちで、2度目は古海の気持ちで、そうすると3回観たくなるはず。できれば、続編を作りたいと考えています(笑)」と本作をアピール、ディーンは「そこは3回と言わず(笑)何度でも観て欲しいです!エンディングテーマは古海の心の奥にうごめくものを表現しつつ、かっこいい曲に仕上げました。この曲が鳴りやむまでが、映画『結婚』のすべてなので、どうかその瞬間まで楽しんでください」とメッセージを送った。

直木賞作家・井上荒野が「結婚詐欺」を題材に、騙す男と騙される女たちの孤独と欲望を描いた長編小説を実写映画化した本作。主役の古海健児を演じるのは、ディーン・フジオカ。あらゆる女性を大人の色気で翻弄する魅惑の結婚詐欺師を演じる。古海健児の相棒役には、NHK連続テレビ小説「まれ」での熱演が話題となった新鋭女優・柊子が抜擢された。

ディーン・フジオカ、西谷真一監督

ディーン・フジオカ、西谷真一監督

映画『結婚』は2017年6月24日(土)より公開!
監督:西谷真一
原作:井上荒野「結婚」(角川文庫刊)
出演:ディーン・フジオカ、柊子、中村映里子、松本若菜、安藤玉恵、古舘寛治、萬田久子、貫地谷しほり
配給:KADOKAWA
©2017「結婚」製作委員会