直木賞作家・重松清の傑作原作を映画化した『幼な子われらに生まれ』が第41回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが決定した。

本作は、44歳の男が元妻、現在の妻、妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれくる命をめぐって不器用な大人たちが成長していくヒューマンドラマ。重松清の傑作小説を、夫婦別姓、同性婚など、家族のあり方を問うと同時に、つぎはぎだらけのパッチワークのような家族の中で成長していく大人たちをリアリティあふれるタッチで、かつ優しく見守るように描いた作品。主人公・信を浅野忠信、元妻を寺島しのぶ、現在の妻を田中麗奈、さらに田中演じる妻の元夫を宮藤官九郎が演じる。

今回、本作『幼な子われらに生まれ』が、8月24日よりカナダで開催される第41回モントリオール世界映画祭のコンペティション部門への正式出品されることが決定した。モントリオール世界映画祭は、トロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の映画祭で、近年では2014年に呉美保監督・綾野剛主演『そこのみにて光輝く』と成島出監督・吉永小百合主演『ふしぎな岬の物語』が、2016年に錦織良成監督・青柳翔主演『たたら侍』がコンペティション部門へ出品されている。

本年度コンペティション部門に選ばれた18作品の中では、本作が唯一の日本映画となる。また、本作の三島有紀子監督は、2014年に『ぶどうのなみだ』で第38回モントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に招待されており、自身としては2回目のモントリオール世界映画祭となる。第41回モントリオール世界映画祭は8月24日から9月4日に開催され、『幼な子われらに生まれ』は9月1日(金)19:00と9月3日(日)11:00にImperial Cinemaで上映される予定。

三島有紀子監督コメント

スタッフ・キャストみんなで心を込めて作った作品が、憧れのモントリオール世界映画祭のコンペティション部門に選ばれ、このうえない幸せを感じています。文化によって家族のコミュニケーションの仕方は異なりますが、家族は普遍なもの。日本のある種の家族の姿が世界中でどう受け止められるか、興味深いですし、伝わってくれるといいと思っています。いま世界で起こっていること、日本で起こっていることを見ていると、人間を嫌いになることが多くなってきました。でも、人間は愛おしい生き物だということをこの映画では再認識してもらえると思います。だから英語タイトルは『DEAR ETRANGER』にしました。たくさんの皆さまに届きますよう祈っております

映画『幼な子われらに生まれ』は2017年8月26日(土)より全国で公開!
監督:三島有紀子
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫刊)
出演:浅野忠信、田中麗奈/池田成志、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽/宮藤官九郎、寺島しのぶ
配給:ファントム・フィルム
©2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会