後列)金田時男、白竜、大杉漣、名高達男、光石研、池内博之
前列)岸部一徳、塩見三省、西田敏行、北野武監督、大森南朋、ピエール瀧、松重豊

『アウトレイジ 最終章』のジャパンプレミアが9月25日(月)に都内で行われ、北野武監督、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、池内博之、金田時男、岸部一徳ら13人が登壇した。

今回、本シリーズに初出演するキャストとともに、前作に引き続き5年ぶりの参加となるキャストがそろった本イベント。前作に引き続き出演となる西田は、頸椎亜脱臼などによる入院生活を終えたタイミングで今回の話があったといい「北乃監督に支えられて何とか盛り上げることができた」と感無量の様子。これまでに北乃監督作品への出演があるが、本シリーズへは今回が初参加となる大杉は「『アウトレイジ観たよ!』って言われることがあったけど、出てませんとは言えなかった」と苦笑。今回、出演がかなったことでファンへも出演の報告が出来ることを喜んだ。

また、ずらりと並ぶ暴力団組織の組員役キャストの中で唯一警視庁組織犯罪対策部の刑事を演じる松重は「僕だけが公務員」と笑いを誘いながら「前作からの5年間、アウトレイジの一員として生きてこれたことが幸せでした。これから先、どうやって生きていこうかと思っています」と『最終章』を迎えた本作を寂し気に振り返った。

「北野武監督のファン」と挨拶した大森は「『アウトレイジ』を観て加瀬亮君が出ていて嫉妬を覚えました。『アウトレイジ ビヨンド』ではチャンスがあるんじゃないかと思ってぼくなりの行動には出たんですけど引っかからず、堀切健太君と新井浩文君が出ていて嫉妬が芽生えまして、恨みつらみも出てきました。最終章を取ると聞いてアプローチさせていただいて出れることになった。夢がかなったという最高の感情をもって現場に入れた」と感無量の様子を見せた。

最後に北野監督は「ありがたいことに日本を代表する役者さんがみんなOKしてくれた。僕は何もしなくても、台本さえ渡せば勝手に進行した」とキャストへの感謝の気持ちを明かすとともに「これが区切りですが、また何年か経ったら、日本の役者オールスターズで、とんでもない映画を撮ってみようと思っています」と今後の展望を語った。

北野武監督が手掛けた、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメント『アウトレイジ』シリーズが、前作から5年の月日を経て最終章を迎える。前作に引き続き「大友組」元組長・大友役をビートたけし、関西最大の組織「花菱会」幹部・西野役を西田敏行が演じるほか塩見三省、名高達男、光石研、中村育二、松重豊、白竜らが出演。《関東の山王会 vs関西の花菱会》の巨大抗争後、大友は韓国に渡り、日韓を牛耳るフィクサー張会長の下にいた。そこに韓国出張中の「花菱会」花田がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、《韓国「フィクサー」vs関西「花菱会」》一触即発の様相を呈する中、「花菱会」では内紛が勃発。さらに大友が日本に戻ってくる。

北野武監督

西田敏行

大森南朋

池内博之


映画『アウトレイジ 最終章』は2017年10月7日(土)より全国で公開!
監督・脚本・編集:北野武
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、原田泰造、池内博之、津田寛治、金田時男、中村育二、岸部一徳
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野
©2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会