『恋と嘘』の試写会が9月27日(水)に都内で行われ、主演の森川葵がサプライズゲストとして登壇した。

女子高生で満席となった今回の試写会。上映が終わった試写会場に取材陣が揃うと、何も知らない観客からはどよめきが起こり、ここに主演の森川葵が登場すると大きな歓声が沸き起こり、イベントがスタートした。

本作は、“自由恋愛が禁止された世界”を描いているが、主人公を演じる森川は「政府通知で結婚するのが当たり前だと見えるように気を付けました」と価値観の違いなどに気を配ったことを明かした。また、政府通知で結婚する世界については「運命の人って出会えないかもしれない。だから運命の人に出会えたらいいなって」と語ったものの「好きな人がいたら受け入れられないかもと思いました」とも語り、会場に集まった高校生たちは深くうなずく場面もあった。

続けて、森川が観客に向けて「政府通知が実際に届いたらどうします?」と質問を投げかけると半数が賛成に手を挙げ、その理由を「好きな人はいるけど、将来のことを考えたらありかな」と現実的な面を見せる意見が上がる一方で、森川は「運命の相手を見てみたい。どんな人が自分にあってるのか分からないじゃないですか」と気になっている様子も見せた。また「今まで好きな人ができなことがない」という観客には「自由なのに恋愛しないなんてもったいない!」と驚く場面もあった。

また、観客からは「森川さんから見て、二人のどちらがいいですか?」という質問が寄せられると「決めようと思ったけど、二人ともいいところがありすぎて選べない。どっちと付き合っても幸せになれる」と笑顔でコメントした。さらに「好きな人が異性として見てくれない」という悩みに、森川は「任せてよ(笑)」と言ったものの「どうしたらいいかなあ。反則かもしれないけど、好きっていう気持ちを伝えたら向こうも意識すると思う」とアドバイス。「かっこよくて話しかけられない」という悩みに、森川は「とりあえず目を見て、『おはよう』って言って、さーって逃げればいいと思う。目が合うことが大事」とアドバイスした。

お姫様になることに憧れる女の子が、2人のイケメン男子に挟まれる涙あり&胸キュンありの純粋かつ禁断の青春ラブストーリー。舞台は「超・少子化対策法」が施行された未来の日本。遺伝子情報により最良の結婚相手が決められ、自由な恋愛が許されない世界で迫られた究極の選択とは―。主人公・仁坂葵役は若手実力派女優・森川葵。イケメンで優しい幼なじみ司馬優翔役にDISH//でメインボーカル、ギターを務める北村匠海。謎めいた無口なオラオラ系イケメン・高千穂蒼佑役に劇団EXILEのメンバー、佐藤寛太。

映画『恋と嘘』は2017年10月14日(土)より全国で公開!
監督:古澤健
原作:ムサヲ「恋と嘘」(週刊少年マガジン編集部「マンガボックス」連載)
出演:森川葵、北村匠海、佐藤寛太
配給:ショウゲート
©2017「恋と嘘」製作委員会 ©ムサヲ/講談社