『MASTER/マスター』のイベントが11月6日(月)にTOHOシネマズ上野で行われ、カン・ドンウォンが登壇した。

今回、本作『MASTER/マスター』で刑事役に初挑戦したカン・ドンウォン。フィリピン・マニラで1か月に渡り、撮影が行われたが「朝から30度を超えるくらいに上がっていた」とその暑さが大変だった様子。さらに、ロケ地が「貧民街で、苦労の多い生活をされていて、見守るだけでも心が痛みました」と振り返った。さらに、本作が腐敗した政治社会を描いていることで「貧富の差を強く感じたので胸に響くものがありました」と語った。

劇中のアクションシーンにも注目される本作だが「危険な事故があった」といい「ガラスの破片が顔に飛んできて、首にも刺さりました。顔中に血が流れた」と明かされると場内からは心配する声も上がった。さらに共演するイ・ビョンホンについては「集中力が素晴らしいし、すごく勉強になりました。セリフの発声がとてもいいので僕も頑張らなきゃいけないと思いました」と語り、キム・ウビンについては「仲良くなれました」と笑顔を見せた。

今回、来日イベントとしてのファンの前に姿を出すのは7年ぶりとなったカン・ドンウォンだが「そばとお寿司が大好きで、とんかつと天ぷらも大好き」と日本食通であることを感じさせる一面もあった。また、“今後一緒に仕事をしたい映画監督は?”という質問には「是枝(裕和)や中島哲也監督と撮れたらと思います。心はオープンの状態です」とアピールし、「日本語の準備ができているか分からないです」と笑いを誘いつつも「7年前よりいいけど、まだ無理じゃないかな」と流ちょうな日本語を披露した。

最後にカン・ドンウォンは「『MASTER/マスター』意外にも、今後日本で公開していただけるのではないかという作品を準備しています。日本にもまた来たいと思います」とさらなる再来日を期待させた。

日本でも高い人気を誇るイ・ビョンホンが、韓国史上最大規模の金融投資詐欺事件の主犯という大悪人に挑戦するクライムアクション。ハリウッド映画でも活躍する国際派俳優イ・ビョンホンの相手役には、『華麗なるリベンジ』のカン・ドンウォン。さらに、『二十歳』などで人気のキム・ウビンと韓国の3大スターが競演する。監督は『監視者たち』のチョ・ウィソクが務める。また、本作では韓国映画史上初となるフィリピンでのロケが行われた。実際の警官と警察車両も多数登場し、ダイナミックなアクションシーンに注目だ。

【取材・写真・文/編集部】

映画『MASTER/マスター』は2017年11月10日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国で公開!
監督・脚本:チョ・ウィソク
出演:イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビン
配給:ツイン
©2016CJ E&M CORPORATION, ZIP CINEMA.ALLRIGHTS RESERVED