全米で大ヒットスタートを切った『Call Me By Your Name（原題）』が第27回ゴッサム・インディペンデント映画賞にて作品賞と俳優賞をW受賞した。

11月24日に北米で公開された本作。4館のみでの公開ながら公開初週末の成績は404,874ドル（一館当たり平均101,219ドル）を記録。この興行成績は、本年のアカデミー賞で作品賞を受賞した『ムーンライト』の同期間の興行成績402,075ドル（一館当たり平均100,519ドル）を越えた。歴代アカデミー賞作品賞を受賞した近年の作品の興行成績と比較しても、一館当たりの平均が『スポットライト』59,002ドル、『それでも夜は明ける』48,617ドルと、本作が上回っている。

今回、第27回ゴッサム・インディペンデント映画賞にて、作品賞とブレイクスルー俳優賞（ティモシー・シャラメ）のW受賞を達成した。ゴッサム賞はアカデミー賞の前哨戦として注目されており、これまでに『バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』（14）、『スポットライト 世紀のスクープ』（15）、『ムーンライト』（16）と3年連続で同賞の作品賞に輝いた作品が、アカデミー賞の作品賞を受賞するという結果になっており、本作へも期待が高まっている。

インディペンデント・スピリット賞
ノミネート：作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞、編集賞
第27回ゴッサム・インディペンデント映画賞
ノミネート：作品賞、脚本賞、ブレイクスルー俳優賞
受賞：作品賞、ブレイクスルー俳優賞（ティモシー・シャラメ）

1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。眩しすぎる太陽の中で、激しく恋に落ちるふたり、しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてくる。

映画『Call Me By Your Name（原題）』は2018年春にTOHOシネマズシャンテほか全国で公開！
監督：ルカ・グァダニーノ
出演：ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー
配給：ファントム・フィルム