今回解禁された場面写真

幻のオオカミを追い続ける孤高の老ハンターの生き様を描いた『東の狼』の予告編と場面写真が解禁された。

なら国際映画祭の映画制作プロジェクト NARAtive(ナラティブ)として誕生した本作。100年以上前にニホンオオカミが絶滅した東吉野の村を舞台に、幻のオオカミを追い続ける孤高の老ハンターの執念とも言える生き様を描いた。幻のオオカミを追い続ける主人公アキラを演じるのは名優・藤竜也。監督はキューバ出身の新鋭カルロス・M・キンテラ。なら国際映画祭のインターナショナルコンペティション部門でも入賞を果たし、監督に抜擢された。エグゼクティブ・プロデューサーを務めるのは、映画作家・河瀨直美。世界から高い評価を集めるキャスト、スタッフが織りなす至高の人間ドラマがここに誕生した。

今回、予告編と場面写真が解禁された。映像の冒頭では奈良県・東吉野の雄大な自然の中に、藤竜也演じる主人公アキラの圧巻の狩猟シーンが映し出される。その身のこなし、緊迫した様子には見る者も思わず息をのんでしまう。100年以上前に滅んだとされる狼の存在を信じるアキラ(藤竜也)は、無断で猟師会の費用に手をつけ、村長の忠告にも怒鳴りたて、弟子にさえ呆れられている。幻の狼を求めて深い森へ入っていくアキラだが、映像の終盤ではついに洞窟の中で“何か”を見つける姿が映し出される。果たして彼が出会ったものとは―。

併せて解禁された場面写真では、孤高のハンターである主人公アキラの頑固そうだがどこか哀愁ただよう表情が窺える。孤高のハンターとして生きてきた主人公の表情の機微を藤が見事に体現しており、76歳を迎えた藤が体力、知力を注ぎ込みまさに全身全霊で挑んだ様子を感じさせる。

「男一匹、ここに生きる」―100年以上の間、東吉野村の森では狼が目撃されていない。それでも年老いた地元の猟師アキラは狼がいると信じている。猟師会の会長を務めるアキラは皆の反対を無視し、猟師会の予算を狼探しに費やす。狼狩りに取り憑かれたように深い森へと入って行く・・・。

今回解禁された場面写真

今回解禁された場面写真

映画『東の狼』は2018年2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国で順次公開!
監督:カルロス・M・キンテラ
出演:藤竜也、大西信満、小堀正博
配給:HIGH BROW CINEMA
©Nara International Film Festival & Seven Sisters Films