佐藤健

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の大ヒット御礼舞台挨拶が2月7日(水)に丸の内ピカデリーで行われ、佐藤健が登壇した。

12月16日の公開以来、大ヒットを続けている本作。今回、公開から1か月半以上が経ち、バレンタインデーが近づいていることから、バレンタイン企画を含めた舞台挨拶が行われた。また、イベントでは抽選で選ばれた観客1人に佐藤から直接チョコが手渡された。

客席中央の通路を「いつもよりゆっくり歩きました」という佐藤に、大ヒットを祝して「おめでとう!」の掛け声が多く寄せられ、これには佐藤も「嬉しかったです。感動しました」と笑顔を見せた。今回ロングランの大ヒットとなっていることについて「(ヒットすると)・・・思っていました」と笑いを誘いつつ、「(原作を)そのまま伝えたら感動してくれるし、ヒットすると思った。そうしないと思ってやっていたので、今日までのことは目指していた」と改めて自身が演じた尚志と土屋太鳳が演じた麻衣の物語の奇跡を語った。

本作では、日本アカデミー賞の優秀主演男優賞に佐藤が、優秀主演女優賞に土屋が選出されるなど4冠を手にしているが、そのことについて「いつも応援してくださる皆さんが喜んでいただけることが嬉しい」とファンからの声援に応えた。また、土屋の受賞については「賞をとっても何も驚かないような力を持っている女優さんだと思っていたので、出会いさえあれば賞をもらえると思っていた。今回はまさに賞を目指せる役に出会えた」と改めてその演技力を称賛した。

イベントでは、翌週に迫ったバレンタインデーにちなみ、大きなチョコにクリームを絞ってメッセージを完成させ、観客に披露。「ありがとう たける」の文字にファンからは大きな歓声が飛んだ。しかし、自身のバレンタインデーの思い出を聞かれると、「甘酸っぱい学生ライフを送ってこなかった。憧れはあります」と語り、「存在を誰にも知られてなかったんです。今戻れたらもっとエンジョイしたいなと思います」と笑いを誘った。

さらにイベントの終盤で、観客からの恋愛相談に佐藤が答えるコーナーでは、「佐藤さんは何をもらったらうれしいですか?」という質問に「僕がもらってうれしいのはバスタオル。食器。いくらあっても嬉しい。バスマットでもいいです」と次々と出てくる日用品。しかし最後に「ボディソープとかを、“これ使ってたら私キュンとするかも”みたいな一言を付け加えて(あげたればいい)」とアドバイスすると会場からは歓声が上がった。

最後に佐藤は「この映画が、映画館で上映している時間が幸せで、少しでも素敵な時間が続けばいいなと思っています」と挨拶し、「この映画を観てくださった方、日々を懸命に生きるすべての皆様に、この映画のような素敵な奇跡が訪れますように」とメッセージを送った。

結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁を8年間待ち続けた新郎―。YouTubeに投稿された動画をきっかけに話題が広がり、TVや新聞、ネットなどで取り上げられ、海外にも拡散、書籍化もされた、あるカップルに起きた奇跡の実話を映画化した本作。目を覚まさない恋人を献身的に支え続け、苦悩しながらもひたむきに彼女を思い続ける尚志役を佐藤健、病と闘う麻衣役を土屋太鳳が演じる。メガホンを取るのは、『64-ロクヨン-前編/後編』など深い人間ドラマを描くことに定評のある瀬々敬久監督。

【取材・写真・文/編集部】

佐藤健

佐藤健

佐藤健

佐藤健

チョコにメッセージを入れる佐藤健

抽選で選ばれたファンにチョコを手渡しする佐藤健

映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は全国で公開中!
監督:瀬々敬久
原作:中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社刊)
出演:佐藤健、土屋太鳳、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、古舘寛治、杉本哲太、薬師丸ひろ子
配給:松竹
©2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会