石田明、乙葉、ムロツヨシ、芳根京子、山寺宏一

『ボス・ベイビー』の日本語吹き替え版完成報告会が2月7日(水)に都内で行われ、この日吹き替え版への参加が発表された乙葉、石田明(NON STYLE)のほか、ムロツヨシ、芳根京子、山寺宏一が登壇した。

イベントに参加した5人のうち、1人だけ大きめのイスに座った主人公ボス・ベイビー役のムロは「1人だけ偉そうじゃないですか?今大事な時期なので」と写真写りを気にして笑いを誘いつつ、自分が希望したわけじゃないと強調し、さらなる笑いを誘った。そんなボス・ベイビーの兄ティム役を演じた芳根は「楽し久収録させてもらった」と笑顔で挨拶した。

『幕が上がる』(2005)では、ムロが先生役と芳根が生徒役として共演経験がある二人だが、今回、弟役をムロが、兄役を芳根が演じることについて「まさかそんな設定が来るとは思わなかった」と驚きを隠せない様子のムロ。芳根も「まさか私がお兄ちゃんになるなんて思わなかった」と同じく驚いたようだが、アフレコはムロが先に収録を行ったそうで、芳根は「ムロさんの声を聴きながら吹き替えをさせてもらって、途中で笑った」とそのおもしろさにNGを出すこともあった様子。

実際に吹き替えたシーンを観たムロは「少年の役はどうだろうと思っていたらすごい合っていた。芳根京子はまだ伸びるなと思いました。感服しました」と大絶賛。ムロは、共演した声優の山寺について「山寺さん、すごいんですよ!!」と大興奮で、「(山寺は)吹き替えじゃない、その人。僕らはまだ吹き替えてるけど、山寺さんは吹き替えてない。やってはじめてわかるすごさを感じた」と改めて驚きを隠せない様子だった。

ムロとともに声優に初挑戦となった芳根は「1日1ボス・ベイビーと言っていました」というほど毎日の練習を欠かさなかったようで、実際に挑んだ収録では「体を動かしたくなっちゃいます」と女優という仕事との違いに戸惑いもあった様子を窺わせた。

さらに“中身は今のままで、外見が赤ちゃんだった何をしたい?”という質問に「一歩も歩かない日を経験したい」と答える芳根。続くムロは「泣きたい」と答え「大人は泣いたらいけない。赤ちゃんは嫌なことがあったら泣いていいんですよ。(大人になってから)嫌な人がいても、いいところを見つけるすべをつけてしまった」と笑いを誘った。しかし、“最後に泣いたのは?”という質問に「去年の夏の甲子園」と意外と最近泣いたことを明かし、会場はさらに笑いに包まれた。

また“子供のころに思い描いていたなりたいものは?”という質問には「2~3歳のころパンダになりたかったです。自分は将来パンダになると信じていました」と答えると、ムロはすかさず放送中の芳根主演のドラマにかけて「海月姫になっちゃった」とツッコミ笑いを誘った。

最後にムロは「大人が観たら何かを思い出させる、子供たちが観たら何かが残る映画です」と本作をアピールした。

パパとママ、7歳のティムの家族の元にやってきたのは、黒いスーツに白いシャツ、ネクタイをビシッと締め、チャキチャキと歩く赤ちゃん“ボス・ベイビー”。弟として迎えいれられた彼は――普通じゃない。見た目は赤ちゃん、知能は大人。ティムとボス・ベイビーは、やがて世界を揺るがす巨大な陰謀に挑む―。全米ベストセラーとなった絵本にインスパイアされた本作の監督を務めるのはトム・マクグラス、ボス・ベイビーの声をアレック・ボールドウィンが務め、赤ちゃんなのに声は大人というギャップが笑いを誘う、ユーモア溢れる演技を披露している。また、全世界で大ヒットを記録した本作は、既にパート2の制作が決定している。

【取材・写真・文/編集部】

ムロツヨシ

芳根京子

ムロツヨシ

芳根京子


映画『ボス・ベイビー』は2018年3月21日(水・祝)より全国で公開!
監督:トム・マクグラス
出演:アレック・ボールドウィン、マイルズ・バクシ、ジミー・キンメル、リサ・クドロー、スティーブ・ブシェミ
配給:東宝東和
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